講座詳細情報
申し込み締切日:2023-10-11 / その他教養 / 学内講座コード:130747
色覚の進化と多様性から学ぶこと―魚類、野生霊長類、そしてヒトに注目して 魚類と霊長類の色覚研究から
- 開催日
- 10月13日(金)~12月15日(金)
- 講座回数
- 6回
- 時間
- 15:05~16:35
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- -
- 受講料
- 20,493円
- 定員
- 30
- その他
- 会員受講料: 17,820円(入会金は8,000円(税込))
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
・色覚とはそもそも何なのかを学習する
・動物の色覚多様性とその意味を理解する
・ヒトの色覚多様性に対する理解を身につける
【講義概要】
光には明るさ、波長、偏光など様々な特性があるが、波長の違いに基づいて様々な光を識別する感覚を色覚という。脊椎動物の場合、色覚の成立には網膜に波長感受性の異なる2種類以上の光センサー細胞をもつことが必要となる。ある波長構成の光に対してこれらのセンサーはそれぞれの波長感受性に応じて異なった強さで応答する。色とは脳がこれらセンサー間の出力比に対して引き起こす感覚に他ならない。センサーの種類数や感受波長域は様々な動物の間で極めて多様であり、したがって見る色世界は全く異なっている。このような視点に立って魚類、野生霊長類、そしてヒトの色覚の進化多様性研究を行ってきた。そこからわかってきたことを紹介したい。
【各回の講義予定】
第1回 2023/10/13(金) 色覚進化の基礎知識
第2回 2023/10/20(金) 魚類の色覚多様性と魚類を用いたオプシン遺伝子の発現制御研究の紹介
第3回 2023/10/27(金) 霊長類の色覚多様性と中南米霊長類のフィールドワーク(1)
第4回 2023/11/24(金) 霊長類の色覚多様性と中南米霊長類のフィールドワーク(2)
第5回 2023/12/ 8(金) ヒトの色覚多様性
第6回 2023/12/15(金) 色覚研究から嗅覚・味覚研究へ
・色覚とはそもそも何なのかを学習する
・動物の色覚多様性とその意味を理解する
・ヒトの色覚多様性に対する理解を身につける
【講義概要】
光には明るさ、波長、偏光など様々な特性があるが、波長の違いに基づいて様々な光を識別する感覚を色覚という。脊椎動物の場合、色覚の成立には網膜に波長感受性の異なる2種類以上の光センサー細胞をもつことが必要となる。ある波長構成の光に対してこれらのセンサーはそれぞれの波長感受性に応じて異なった強さで応答する。色とは脳がこれらセンサー間の出力比に対して引き起こす感覚に他ならない。センサーの種類数や感受波長域は様々な動物の間で極めて多様であり、したがって見る色世界は全く異なっている。このような視点に立って魚類、野生霊長類、そしてヒトの色覚の進化多様性研究を行ってきた。そこからわかってきたことを紹介したい。
【各回の講義予定】
第1回 2023/10/13(金) 色覚進化の基礎知識
第2回 2023/10/20(金) 魚類の色覚多様性と魚類を用いたオプシン遺伝子の発現制御研究の紹介
第3回 2023/10/27(金) 霊長類の色覚多様性と中南米霊長類のフィールドワーク(1)
第4回 2023/11/24(金) 霊長類の色覚多様性と中南米霊長類のフィールドワーク(2)
第5回 2023/12/ 8(金) ヒトの色覚多様性
第6回 2023/12/15(金) 色覚研究から嗅覚・味覚研究へ
備考
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 河村 正二 |
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肩書き | 東京大学教授 |
プロフィール | 東京大学理学系研究科博士課程(人類学専攻)修了、日本学術振興会特別研究員PD、米国シラキュース大学ポスドク、東京大学理学系研究科助手、東京大学新領域創成科学研究科助教授、准教授を経、現職。1999年以来、魚類と霊長類を主な対象として視覚オプシンの進化多様性を研究してきた。霊長類では特に中南米のサル類に注目しコスタリカをフィールドとした。近年は霊長類の嗅覚と味覚の受容体の進化多様性に研究を広げている。<分担執筆>『人間の本質にせまる科学-自然人類学の挑戦』(東京大学出版会)、『ヒトゲノム事典』(一色出版)。 |