大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・文学作品の読解力を身につける。
・子ども時代の重要性を認識する。

【講義概要】
子ども時代を文学作品の主たる源泉とする作家とその作品を取り上げ、人間にとって子ども時代がどのような意味を持つのかを考えてみたいと思います。取り上げるのは、日本とフランスを代表する作家をふたりずつ、まど・みちおと宮沢賢治、そしてサン=テグジュペリとプルーストです。彼らはいずれも、かつて自分が生きていた子ども時代の世界こそが真実の世界であると信じ、子ども時代の記憶を取り戻し、その世界を蘇らせることをみずからの文学創造の目的としていたと言っても過言ではありません。以上の観点から、彼らの生い立ちをたどるとともに、主要作品を読み解いていきます。

【各回の講義予定】
第1回 2023/10/ 3(火) まど・みちお（一）
第2回 2023/10/10(火) まど・みちお（二）
第3回 2023/10/17(火) サン＝テグジュペリ（一）
第4回 2023/10/24(火) サン＝テグジュペリ（二）
第5回 2023/10/31(火) 宮沢賢治（一）
第6回 2023/11/ 7(火) 宮沢賢治（二）
第7回 2023/11/14(火) プルースト（一）
第8回 2023/11/21(火) プルースト（二）

【ご受講に際して】
◆休講が発生した場合の補講は11月28日(火)を予定しています。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	武藤 剛史
肩書き	共立女子大学名誉教授
プロフィール	フランス文学者。共立女子大学名誉教授。専門分野は近代および現代フランス文学(特にマルセル・プルースト、サン=テグジュペリ、ジョルジュ・ベルナノス)。主要著作として『プルースト 瞬間と永遠』(洋泉社)、『心はどこに在るか』(水声社)、『サン=テグジュペリの世界』(講談社選書メチエ)など、音楽・美術・キリスト教関係の訳書も多数ある。