大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・正岡子規の生涯を知る。
・正岡子規の周辺人物について知る。
・正岡子規の俳句を鑑賞する。

【講義概要】
正岡子規は病によって36年の短い生涯を終えますが、多くの友人・知人に支えられたその人生は色濃いものでした。例えば、俳句の弟子である高浜虚子や河東碧梧桐に対して、子規は俳句に対する熱い思いをぶつけます。また第一高等中学校で出会った夏目漱石とは、生涯を通じて心の交流を重ねます。一方で、寝たきりになった子規の介護を続ける妹の律に対しては、強情で癇癪持ちな女だと罵ります。それらの人々との交流のさまを、子規の残した日記や書簡、その他の資料によってたどってみましょう。

【各回の講義予定】
第1回 2023/ 9/28(木) 正岡子規の生涯
第2回 2023/10/ 5(木) 正岡子規と友人―夏目漱石(1)
第3回 2023/10/12(木) 正岡子規と友人―夏目漱石(2)
第4回 2023/10/19(木) 正岡子規と文人―幸田露伴・森鴎外
第5回 2023/10/26(木) 正岡子規と家族―母八重・妹律
第6回 2023/11/ 2(木) 正岡子規と親族―大原恒徳・加藤拓川・藤野古白
第7回 2023/11/ 9(木) 正岡子規と新聞「日本」―陸羯南
第8回 2023/11/16(木) 正岡子規と常盤会寄宿舎―内藤鳴雪
第9回 2023/11/30(木) 正岡子規と弟子―高浜虚子・河東碧梧桐
第10回 2023/12/ 7(木) 正岡子規の俳句鑑賞

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	越後 敬子
肩書き	実践女子大学・日本赤十字看護大学講師
プロフィール	実践女子大学大学院文学研究科修了。博士(文学）。専門は日本近世文学・俳文学。主な業績は『樋口一葉日記』(共著、岩波書店)、『和歌 俳句 歌謡 音曲集』(共著、岩波書店)、『古典俳文学大系CD-ROM版』(共編、集英社)、『子規研究資料集成』(クレス出版)など。