大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・スターリンの生涯をたどることを通じて旧ソ連の政治経済体制の形成過程を概観し、20世紀ロシア史の中でスターリンの事績を位置づける。
・旧ソ連体制の特徴を考察しつつ、現代ロシアを歴史的にとらえる視点を養う。

【講義概要】
ロシア帝国の周辺地域であったグルジアの靴職人の子に生まれたスターリンは、レーニンの下で革命家として成長し、社会主義国家ソ連の指導者となりました。彼はソ連をアメリカ合衆国と並ぶ超大国に成長させましたが、その過程は国民に多大の犠牲を強いるものでした。第二次世界大戦に勝利した偉大な指導者か、大量抑圧を行った冷酷非道な独裁者か、スターリン評価は今日も揺れ動いています。この講義では、スターリンの生涯をロシア現代史の中で考えることを通じて、ロシア現代史にスターリンが及ぼした影響について考えます。



【各回の講義予定】
第1回 2023/ 9/ 5(火) 権力者への道
第2回 2023/ 9/ 5(火) スターリンの「上からの革命」：農業集団化と工業化
第3回 2023/ 9/ 5(火) 独裁的権力の確立へ
第4回 2023/ 9/ 5(火) スターリンの戦争

【ご受講に際して】
◆視聴期間は一般申込開始(2023/06/08)から学期終了翌月末(2023/10/31)までになります。一般申込開始(2023/06/08)以降はお申し込みいただけましたら視聴可能になります。
◆この講座は
　2022年度　冬期　「スターリンは何をしたのか」　（02/10～03/03　金曜日、全4回）
　で開講した講座のアーカイブ講座になります。
◆途中映像音声の乱れるところがありますがご了承ください。
◆オンデマンド講座のため講義内容に関する質疑は受付けいたしかねます。あらかじめご了承お願いいたします。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	中嶋 毅
肩書き	東京都立大学教授
プロフィール	富山県生まれ。博士(学術、東京大学)。専門分野は、ロシア近現代史および在外ロシア史。現在は、東京都立大学で西洋近現代史を担当。著書に 『テクノクラートと革命権力:ソヴィエト技術政策史1917-1929』(岩波書店、1999年)、訳書にR.サーヴィス著『ロシア革命 1900-1927』(岩波書店、2005年)などがある。