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講座詳細情報

申し込み締切日:2023-07-01 / 芸術・文化 / 学内講座コード:720403

日本の伝統芸能―能を学ぶ 『源氏物語』を題材とした能〈浮舟〉

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター オンライン講座(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
7月 3日(月)~ 8月 7日(月)
講座回数
5回
時間
10:30~12:00
講座区分
その他 
入学金
 - 
受講料
17,077円
定員
30
その他
会員受講料: 14,850円(入会金は8,000円(税込))
補足
資料を請求する
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・じっくり5回かけて、〈浮舟〉を紹介する。
・『源氏物語』は能の世界においても大切な作品で、なんとか上手く能として舞台化したいと思われていた。近江猿楽の名手犬王が演じた〈葵上〉が有名だし、本講座でも取り上げたが、世阿弥が自ら手がけた作品としては〈浮舟〉が存在する。
・自作自演を原則とし、作詞作曲共に自らが行うことの多い世阿弥には珍しく横尾元久作詞・世阿弥作曲である。長大で難解な『源氏物語』をどのように享受し、どのように能にしていくか、難しい課題であったようである。『源氏物語』本文の読み込み、当時の享受の仕方や、理解の状況なども丁寧に押さえながら、世阿弥がどのようにして夢幻能に仕立てているのかを分析していく。
・世阿弥時代を考えると同時に、現代上演されている能の映像を見て、その表現法や、舞台化の実態を確認しつつ、世阿弥の考えとの距離などにも言及したい。

【講義概要】
まず『源氏物語』宇治十帖の世界を、しっかり押さえておきたい。また世阿弥当時の理解の仕方についてもわかっている必要があろう。
その上で、これまでこの講座では〈葵上〉〈野宮〉〈井筒〉〈松風〉〈江口〉と、女能の系譜をたどってきたが、その系譜の中に、〈浮舟〉がどう位置づけられるのかを確認する。前代の演じ方と残されている資料や謡本からわかる情報とを比べてみて、世阿弥の狙っていた演じ方などについても、考察したい。また世阿弥の時代である室町前期には、『源氏物語』がどのように読まれていたのか、親しまれていたのかということに関しても、言及したい。
時間の許す限り舞台映像で表現法を確認していく。

【各回の講義予定】
第1回 2023/ 7/ 3(月) 〈浮舟〉(1) 女能の系譜
第2回 2023/ 7/10(月) 〈浮舟〉(2) 『源氏物語』宇治十帖
第3回 2023/ 7/24(月) 〈浮舟〉(3) 前場前半
第4回 2023/ 7/31(月) 〈浮舟〉(4) 前場後半
第5回 2023/ 8/ 7(月) 〈浮舟〉(5) 後場

備考

【ご受講に際して】
◆休講が発生した場合の補講は、8月28日(月)を予定しております。
◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆お申込みいただいた有料講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30 までに公開します。インターネット上で 1 週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員】授業動画の視聴方法(会員向け)
【ビジター・法人会員】授業動
画の視聴方法(ビジター・法人会員向け)


※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 三宅 晶子
肩書き 奈良大学教授
プロフィール 1953年愛知県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得満期退学。博士(文学)。専門は中世日本文学(特に能楽)。著書に『世阿弥は天才である』(草思社)、『歌舞能の確立と展開』・『歌舞能の系譜』(ぺりかん社)、編著書『もう一度読みたい日本の古典文学』(勉誠出版)などがある。
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