講座詳細情報
申し込み締切日:2023-07-19 / 日本史 / 学内講座コード:320205
徳川家康と太平記 武家政権の歴史と物語
- 開催日
- 7月21日(金)~ 9月 8日(金)
- 講座回数
- 6回
- 時間
- 15:05~16:35
- 講座区分
- その他
- 入学金
- -
- 受講料
- 20,493円
- 定員
- 36
- その他
- 会員受講料: 17,820円(入会金は8,000円(税込))
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
・徳川家康の『太平記』と『平家物語』の享受から何を得たかを明らかにします。
・武家政権と朝廷との関わりの歴史と、その背景にある物語について明らかにします。
【講義概要】
松平家康は、葵の紋からも分かるように、本来、賀茂(鴨)姓松平氏です。それが織田信長(平信長)が死去した頃から、清和源氏の新田氏の流れを汲む徳川氏を称するようになります。この時点では、源氏(足利)将軍は、平(織田)信長によって京から追放されており、家康がすでに、信長・秀吉時代から源氏将軍の後継者を考えていたことがわかります。こうした武家政権の交代史の背景には、戦国武将のあいだでさかんに享受されていた『太平記』と『平家物語』の影響がありました。講義では、こうした観点から武家政権の歴史と物語の関係について考えます。
【各回の講義予定】
第1回 2023/ 7/21(金) 武家政権の歴史と源平交代の物語
第2回 2023/ 7/28(金) 『太平記』が語る「武臣」の物語
第3回 2023/ 8/ 4(金) 『太平記』が語る二つの天皇の物語
第4回 2023/ 8/25(金) 徳川家康にとっての『平家物語』と『太平記』
第5回 2023/ 9/ 1(金) 徳川幕藩体制と赤穂事件、そして『太平記』
第6回 2023/ 9/ 8(金) 明治維新と建武の中興、あるいは由井正雪の乱
・徳川家康の『太平記』と『平家物語』の享受から何を得たかを明らかにします。
・武家政権と朝廷との関わりの歴史と、その背景にある物語について明らかにします。
【講義概要】
松平家康は、葵の紋からも分かるように、本来、賀茂(鴨)姓松平氏です。それが織田信長(平信長)が死去した頃から、清和源氏の新田氏の流れを汲む徳川氏を称するようになります。この時点では、源氏(足利)将軍は、平(織田)信長によって京から追放されており、家康がすでに、信長・秀吉時代から源氏将軍の後継者を考えていたことがわかります。こうした武家政権の交代史の背景には、戦国武将のあいだでさかんに享受されていた『太平記』と『平家物語』の影響がありました。講義では、こうした観点から武家政権の歴史と物語の関係について考えます。
【各回の講義予定】
第1回 2023/ 7/21(金) 武家政権の歴史と源平交代の物語
第2回 2023/ 7/28(金) 『太平記』が語る「武臣」の物語
第3回 2023/ 8/ 4(金) 『太平記』が語る二つの天皇の物語
第4回 2023/ 8/25(金) 徳川家康にとっての『平家物語』と『太平記』
第5回 2023/ 9/ 1(金) 徳川幕藩体制と赤穂事件、そして『太平記』
第6回 2023/ 9/ 8(金) 明治維新と建武の中興、あるいは由井正雪の乱
備考
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 兵藤 裕己 |
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肩書き | 学習院大学名誉教授 |
プロフィール | 1984年東京大学大学院修了。文学博士。埼玉大学、成城大学を経て、学習院大学。現在名誉教授。『太平記 全6冊』岩波文庫、『太平記〈よみ〉の可能性』講談社学術文庫、『後醍醐天皇』岩波新書、『平家物語の読み方』ちくま学芸文庫、『琵琶法師』岩波新書、『王権と物語』岩波現代文庫、『物語の近代』岩波書店、『声の国民国家』講談社学術文庫、ほか。 |