大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・ヨーロッパの中世騎士物語の体系を概観し親しむ
・中世騎士物語を支える文化の精神性を理解する

【講義概要】
中世騎士物語といえば、遍歴の旅に出た騎士が数々の困難に打ち勝つ冒険物語、というイメージがあります。彼らを動かしているのは武勲への熱意です。騎士物語は史実と異なり、いわばきれいごとの世界を私たちに伝えてくれます。独特のファンタジー的要素が現在に通じる魅力になっています。この講義で、ドラゴン退治に代表される戦いの話、そして宮廷で繰り広げられる恋愛ゲームの世界を探訪してみましょう。講義ではアーサー王系列の騎士物語と、フランス・ドイツ中世の恋愛詩を取り上げます。

【各回の講義予定】
第1回 2023/ 7/ 7(金) 中世騎士物語の騎士たち
第2回 2023/ 7/14(金) ドラゴン退治
第3回 2023/ 7/28(金) ドラゴンの象徴性と「騎士道」
第4回 2023/ 8/ 4(金) 騎士の美徳と詩歌

【ご受講に際して】
◆休講が発生した場合の補講日は8月25日(金)を予定しております。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	石井 道子
肩書き	早稲田大学教授
プロフィール	東京大学大学院修士課程修了後、早稲田大学文学部助手を経て理工学部勤務、2004年より教授。専門分野はドイツ語学文学。ドイツ語教育と、神話や伝説を中心とした講義に携わっている。著作に『ミンネザング―中世恋愛抒情詩撰修』(共著)、「ドラゴン伝説」「グレゴリウス伝説」「メルジーネ伝説」等を扱った論文がある。