講座詳細情報
申し込み締切日:2023-08-03 / 宗教・哲学 / 学内講座コード:120518
近代哲学史からのヘーゲル入門 非理性的時代のなかのヘーゲル
- 開催日
- 8月 5日(土)~ 9月 9日(土)
- 講座回数
- 4回
- 時間
- 10:40~14:40 ※途中休憩をはさみます。
- 講座区分
- その他
- 入学金
- -
- 受講料
- 27,324円
- 定員
- 30
- その他
- 会員受講料: 23,760円(入会金は8,000円(税込))
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
・いま現在なぜヘーゲル哲学が求められるのかを、近代哲学史を振り返ったうえで理解する。
・ヘーゲルの主要著作の一つ『精神現象学』の全体像を知り、その現代的意義を理解する。
・ヘーゲルのいわゆる「弁証法論理」を大きく理解する。
【講義概要】
「ポスト・トゥルース」(真理の終わり)と呼ばれる論理は、真理、理性といった啓蒙主義の遺産を葬り去り、主観主義と相対主義に徹し、和解不能な分断こそ真理であるとする論理と言えます。これに対して近代哲学が追求したのは普遍と個別、主観と客観といった分断を克服する理性でした。そして近代哲学の頂点としてのヘーゲル「思弁的方法」いわゆる「弁証法」の論理は、理論的には個別性と普遍性とを統一する論理学であり、実践的には人間の自己矛盾を捉える論理、つまり分断を捉えながらそのなかに理性的統一の回復の可能性を捉える哲学であり、そこに21世紀に近代哲学を、特にヘーゲル哲学を学び直す意義があると私は考えています。
【各回の講義予定】
第1回 2023/ 8/ 5(土) 21世紀にヘーゲルが求められる理由/デカルトからカントまでの近代哲学の課題と展開
第2回 2023/ 8/26(土) 理性はいかに鍛えられるのか―分断を克服するヘーゲルの試み・「意識の経験の学」
第3回 2023/ 9/ 2(土) 分断を克服する論理―思弁的論理あるいは弁証法
第4回 2023/ 9/ 9(土) 近代哲学の結実としてのマルクス『資本論』―その哲学的意義
・いま現在なぜヘーゲル哲学が求められるのかを、近代哲学史を振り返ったうえで理解する。
・ヘーゲルの主要著作の一つ『精神現象学』の全体像を知り、その現代的意義を理解する。
・ヘーゲルのいわゆる「弁証法論理」を大きく理解する。
【講義概要】
「ポスト・トゥルース」(真理の終わり)と呼ばれる論理は、真理、理性といった啓蒙主義の遺産を葬り去り、主観主義と相対主義に徹し、和解不能な分断こそ真理であるとする論理と言えます。これに対して近代哲学が追求したのは普遍と個別、主観と客観といった分断を克服する理性でした。そして近代哲学の頂点としてのヘーゲル「思弁的方法」いわゆる「弁証法」の論理は、理論的には個別性と普遍性とを統一する論理学であり、実践的には人間の自己矛盾を捉える論理、つまり分断を捉えながらそのなかに理性的統一の回復の可能性を捉える哲学であり、そこに21世紀に近代哲学を、特にヘーゲル哲学を学び直す意義があると私は考えています。
【各回の講義予定】
第1回 2023/ 8/ 5(土) 21世紀にヘーゲルが求められる理由/デカルトからカントまでの近代哲学の課題と展開
第2回 2023/ 8/26(土) 理性はいかに鍛えられるのか―分断を克服するヘーゲルの試み・「意識の経験の学」
第3回 2023/ 9/ 2(土) 分断を克服する論理―思弁的論理あるいは弁証法
第4回 2023/ 9/ 9(土) 近代哲学の結実としてのマルクス『資本論』―その哲学的意義
備考
【ご受講に際して】
◆特に準備といったものは必要ありません。講義資料は当日配付します。まずはデカルトからマスクスに至る近代哲学、そして特にーゲル哲に興味があるという方は気楽に聞きに来てください。
◆講師のホームページ(https://kurosakitsuyoshi.com/)もご参考になさってください。
◆休講が発生した場合の補講日は9月16日(土)を予定しています。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
◆特に準備といったものは必要ありません。講義資料は当日配付します。まずはデカルトからマスクスに至る近代哲学、そして特にーゲル哲に興味があるという方は気楽に聞きに来てください。
◆講師のホームページ(https://kurosakitsuyoshi.com/)もご参考になさってください。
◆休講が発生した場合の補講日は9月16日(土)を予定しています。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 黒崎 剛 |
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肩書き | 中央大学教授 |
プロフィール | 1961年埼玉県生まれ。1992年早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻博士課程単位取得退学、2010年博士(文学)(早稲田大学)、現職:中央大学法学部教授。主たる著作:『ヘーゲル・未完の弁証法――「意識の経験の学」としての『精神現象学』の批判的研究――』(早稲田大学出版会)。 |