講座詳細情報
申し込み締切日:2023-04-08 / 日本史:政治 / 学内講座コード:310211
憲法九条論争ー幣原発案の証明
- 開催日
- 4月10日(月)~ 6月19日(月)
- 講座回数
- 10回
- 時間
- 13:10~14:40
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 34,155円
- 定員
- 24
- その他
- 会員受講料: 29,700円(入会金は8,000円(税込))
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
・日本国憲法第九条の発案者は誰かをめぐって展開されてきた憲法九条論争に結着をつける。
・従来、憲法九条発案者は誰かは「永遠の謎」とまで言われてきた理由を明らかにする。
・憲法九条は当時日本の首相であった幣原喜重郎であったことを証明するとともに、否定論を展開してきた論著の誤りを指摘する。
・従来の憲法九条論争で欠落していた、日本国憲法草案作成時の国内、国外の政治状況をきちんと整理して理解する。
【講義概要】
憲法九条の発案者が「謎」とされてきたのは、憲法九条の発案者の幣原首相、それに同意を与えたマッカーサー連合国最高司令官、さらに憲法九条を含むGHQ民政局作成の日本国憲法草案を「裁可」した天皇の「三人の当事者」が、当時の内外政治状況から公式に発言し記録を残すことができなかったためである。「三人の当事者」では昭和天皇が「キーパーソン」であったが、当時、公式な発言と記録を残こさなかった。マッカーサーと天皇が戦前の軍国主義的天皇制を象徴天皇制に変更することで合意し、幣原が憲法九条を発案し、象徴天皇制とセットにすることによって、連合国側に天皇制継続を容認させることができると提案し、それが成功したのである。
【各回の講義予定】
第1回 2023/ 4/10(月) 「国体護持」に執着した天皇
第2回 2023/ 4/17(月) 天皇が望んだ大日本帝国憲法改正
第3回 2023/ 4/24(月) マッカーサー・昭和天皇・幣原による「象徴天皇制」への移行
第4回 2023/ 5/ 8(月) 幣原の憲法九条発案とマッカーサーへの提案
第5回 2023/ 5/15(月) 幣原内閣、GHQ憲法改正草案の受入れ
第6回 2023/ 5/22(月) 幣原内閣による「憲法改正要綱」の発表
第7回 2023/ 5/29(月) 幣原内閣閣僚の憲法九条幣原発案の肯定者と否定者
第8回 2023/ 6/ 5(月) 憲法九条幣原発案否定説への批判(1)
第9回 2023/ 6/12(月) 憲法九条幣原発案否定説への批判(2)
第10回 2023/ 6/19(月) 憲法九条に託した幣原の平和思想
・日本国憲法第九条の発案者は誰かをめぐって展開されてきた憲法九条論争に結着をつける。
・従来、憲法九条発案者は誰かは「永遠の謎」とまで言われてきた理由を明らかにする。
・憲法九条は当時日本の首相であった幣原喜重郎であったことを証明するとともに、否定論を展開してきた論著の誤りを指摘する。
・従来の憲法九条論争で欠落していた、日本国憲法草案作成時の国内、国外の政治状況をきちんと整理して理解する。
【講義概要】
憲法九条の発案者が「謎」とされてきたのは、憲法九条の発案者の幣原首相、それに同意を与えたマッカーサー連合国最高司令官、さらに憲法九条を含むGHQ民政局作成の日本国憲法草案を「裁可」した天皇の「三人の当事者」が、当時の内外政治状況から公式に発言し記録を残すことができなかったためである。「三人の当事者」では昭和天皇が「キーパーソン」であったが、当時、公式な発言と記録を残こさなかった。マッカーサーと天皇が戦前の軍国主義的天皇制を象徴天皇制に変更することで合意し、幣原が憲法九条を発案し、象徴天皇制とセットにすることによって、連合国側に天皇制継続を容認させることができると提案し、それが成功したのである。
【各回の講義予定】
第1回 2023/ 4/10(月) 「国体護持」に執着した天皇
第2回 2023/ 4/17(月) 天皇が望んだ大日本帝国憲法改正
第3回 2023/ 4/24(月) マッカーサー・昭和天皇・幣原による「象徴天皇制」への移行
第4回 2023/ 5/ 8(月) 幣原の憲法九条発案とマッカーサーへの提案
第5回 2023/ 5/15(月) 幣原内閣、GHQ憲法改正草案の受入れ
第6回 2023/ 5/22(月) 幣原内閣による「憲法改正要綱」の発表
第7回 2023/ 5/29(月) 幣原内閣閣僚の憲法九条幣原発案の肯定者と否定者
第8回 2023/ 6/ 5(月) 憲法九条幣原発案否定説への批判(1)
第9回 2023/ 6/12(月) 憲法九条幣原発案否定説への批判(2)
第10回 2023/ 6/19(月) 憲法九条に託した幣原の平和思想
備考
【ご受講に際して】
◆参考書:笠原十九司著『憲法九条と幣原喜重郎ー日本国憲法の原点の解明』(大月書店)
【テキスト・参考図書】
テキスト
『憲法九条論争ー幣原発案の証明』(平凡社新書)テキスト『憲法九条論争ー幣原発案の証明』は2023年4月の開講前には発行される予定。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
◆参考書:笠原十九司著『憲法九条と幣原喜重郎ー日本国憲法の原点の解明』(大月書店)
【テキスト・参考図書】
テキスト
『憲法九条論争ー幣原発案の証明』(平凡社新書)テキスト『憲法九条論争ー幣原発案の証明』は2023年4月の開講前には発行される予定。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 笠原 十九司 |
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肩書き | 都留文科大学名誉教授 |
プロフィール | 1944年群馬県生まれ。東京教育大学文学部卒業後、同大学文学研究科修士課程中退。博士(学術、東京大学)。専門分野は、中国近現代史、東アジア近現代史。著書に、『第一次世界大戦期の中国民族運動』(汲古書院)、『日本軍の治安戦』(岩波書店)、『南京事件』(岩波新書)、『日中戦争全史 上・下』(高文研)、『海軍の日中戦争』(平凡社)などがある。 |