大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・イギリスの歴史文化を広く深く学ぶ。
・シェイクスピア文学と絵画および音楽の濃密なつながりを知る。
・人間の普遍的な営みのあれこれを芸術を通して振り返る。

【講義概要】
シェイクスピア劇は絵画や音楽とのつながりが深く、実際今日にいたるまで数多の関連する絵画・音楽作品が生み出されてきました。本講座では、シェイクスピアの同一テクストに基づく絵画と音楽をふたつながらに取り上げ、さらにシェイクスピア文学そのものが孕む尋常ならざる「絵画性」と「音楽性」にも焦点をあてつつ、鑑賞と解釈を行います。具体的には、19世紀イギリスのラファエル前派その他による絵画とヨーロッパ各国の様ーな交響曲やオペラ等を網羅的に紹介しつつ、文学的知識をひとつの基盤とした芸術鑑賞を試みるものであり、かつてなく多角的かつ新鮮な「シェイクスピア絵画」と「シェイクスピア音楽」の鑑賞案内を目指します。

【各回の講義予定】
第1回 2023/ 4/ 4(火) ジュリアス・シーザー(1)
第2回 2023/ 4/11(火) ジュリアス・シーザー(2)
第3回 2023/ 4/18(火) アントニーとクレオパトラ(1)
第4回 2023/ 4/25(火) アントニーとクレオパトラ(2)
第5回 2023/ 5/ 9(火) ウィンザーの陽気な女房たち(1)
第6回 2023/ 5/16(火) ウィンザーの陽気な女房たち(2)
第7回 2023/ 5/23(火) ヴェローナの二紳士(1)
第8回 2023/ 5/30(火) ヴェローナの二紳士(2)
第9回 2023/ 6/ 6(火) ヘンリー八世(1)
第10回 2023/ 6/13(火) ヘンリー八世(2)

【ご受講に際して】
◆本講座は音楽之友社WEBマガジンONTOMO(https://ontomoーmag.com/)上で連載していた「体感シェイクスピア!」の内容に基づくものです。
◆2022年度秋学期の同名講座の継続講座で2022年秋学期からの継続生優先となる講座です。継続受講者が定員に満たない場合は、それ以外の方もお申し込みいただけます。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	齊藤 貴子
肩書き	早稲田大学講師、上智大学大学院講師
プロフィール	早稲田大学教育学部英語英文学科卒、同大学院教育学研究科博士課程修了後、助手を経て現職。専門は近代イギリス文学・文化。主として詩と美術の相関を研究。『ラファエル前派の世界』(東京書籍)、『英国ロマン派女性詩選』(国文社)、『肖像画で読み解くイギリス史』（PHP研究所）、『イギリス恋愛詞華集ーこの瞬間を永遠にー』(研究社)など著訳書多数。