大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・シェイクスピアの原文に親しむ。
・英語を読む力をつける。
・シェイクスピアの時代の文化に対する理解を深める。

【講義概要】
この講座では、昨年の秋講座に引き続きシェイクスピアの『お気に召すまま』を原文で読んでゆきます。毎回、当時の文化や社会的事情などの解説をし、劇の映像もご覧頂きながら、翻訳だけではわからない原文の言葉の深い意味や重層性などを読み解いてゆきたいと思っています。今期は牧歌的なアーデンの森で繰り広げられる男装したロザリンドとオーランドーとの(擬似)恋愛模様と羊飼いたちの恋愛のもつれ、滑稽ですが鋭い一言を発するタッチストーンや皮肉屋ジェイクイズなど、激しくも豊かな人間模様をじっくり読んでゆきたいと思います。なお、今期はテキストの2幕4場から読み進めてゆく予定です。

【各回の講義予定】
第1回 2023/ 4/ 7(金) 『お気に召すまま』とシェイクスピアの喜劇
第2回 2023/ 4/14(金) 『お気に召すまま』2幕4～5場を読む
第3回 2023/ 4/21(金) 『お気に召すまま』2幕6～7場を読む
第4回 2023/ 4/28(金) 『お気に召すまま』2幕7場を読む
第5回 2023/ 5/12(金) 『お気に召すまま』3幕1場～2場を読む
第6回 2023/ 5/19(金) 『お気に召すまま』3幕2場を読む
第7回 2023/ 5/26(金) 『お気に召すまま』3幕2場を読む
第8回 2023/ 6/ 2(金) 『お気に召すまま』3幕2場を読む
第9回 2023/ 6/ 9(金) 『お気に召すまま』3幕3場を読む
第10回 2023/ 6/16(金) 『お気に召すまま』3幕3～4場を読む

【テキスト・参考図書】
テキスト
『As You Like It （The Oxford Shakespeare）』（Oxford University Press）（ISBN:978ー0199536153）他の版（出版社）のテキストでも構いません。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	冬木 ひろみ
肩書き	早稲田大学教授
プロフィール	早稲田大学第一文学部卒業後、同大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。2008年度英国ケンブリッジ大学客員研究員。専門分野はイギリス演劇、特にシェイクスピア。編著書に『ことばと文化のシェイクスピア』(早大出版部)、『甦るシェイクスピア』(研究社)などがある。