大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・20世紀前半最大の哲学者であり、ノーベル文学賞受賞、夏目漱石、西田幾多郎、九鬼周造、有島武郎、大杉栄、小林秀雄、ハイデガーなどにも大きな影響を与えたベルクソンの生の哲学を、ベルクソン自身の手によるベルクソン哲学入門ともいうべき本を読んで学びます。
・受講生の皆さんが、できればご自分で読み、不明点・疑問点があれば、それを洗い出すような講義にしたいと思います。

【講義概要】
ベルクソン著『精神のエネルギー』および『思考と動き』所収の諸編、すなわち前者からは「意識と生命」、後者からは「序論第一部」「序論第二部」並びに「変化の知覚」を選び、それらの内容についての解説・説明を行い、ベルクソンの生の哲学がどのようなものであり、それは今どのように生かせるかについて講義します。

【各回の講義予定】
第1回 2023/ 1/12(木) ベルクソンの「人と思想」についての入門的解説
第2回 2023/ 1/19(木) 「意識と生命」について
第3回 2023/ 1/26(木) 「序論第一部」について
第4回 2023/ 2/ 2(木) 「序論第二部」について
第5回 2023/ 2/ 9(木) 「変化の知覚」の第一講演について
第6回 2023/ 2/16(木) 「変化の知覚」の第二講演について

【ご受講に際して】
◆休講が発生した場合の補講は、3月2日(木)を予定しております。
◆2019年度夏期の同名講座が中野校で開講されていますが、本講座は内容を改めてベルクソンの哲学について解説する講座です。初めて受講しても十分に理解出来るように講義します。
◆参考書籍『思考と動き』、『精神のエネルギー』(どちらもアンリ・ベルクソン著、平凡社ライブラリー)を事前にお読み頂くとより理解が深まりますが、授業中に読む部分はコピーで配付しますので、必ずしもご購入して頂くことはありません。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	原 章二
肩書き	早稲田大学名誉教授
プロフィール	パリ大学博士(哲学)。フランス近現代哲学・美学専攻。著書に『加藤一雄の墓』(筑摩書房)、『いのちの美学』(学陽書房)、『人は草である』(彩流社)他、訳書にベルクソン『精神のエネルギー』『思考と動き』(ともに平凡社ライブラリー)他、詩集に『不滅の女』『記憶の森でランデブー』(ともに七月堂)などがある。