大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・神聖ローマ帝国誕生のプロセスを辿ることで、現在のドイツのなりたちを理解する

【講義概要】
オットーが初代神聖ローマ皇帝に即位した10世紀後半にはドイツはおろか、ドイツという言葉すら存在していなかった。それがなぜ「ドイツを作った男」となるのか？本講座はオットーがインターナショナルな世界帝国を志向する過程で、図らずもドイツというナショナルな国家を作ったからくりを解き明かすものです。

【各回の講義予定】
第1回 2023/ 1/23(月) ヨーロッパの誕生とカール大帝のフランク大帝国の分割─東フランク王国（後のドイツ王国）の成立
第2回 2023/ 1/30(月) オットーの東フランク王即位と兄と弟の反乱
第3回 2023/ 2/ 6(月) 帝国教会政策と長男リウドルフの反乱
第4回 2023/ 2/13(月) イタリア政策
第5回 2023/ 2/20(月) オットーの皇帝即位とドイツナショナリズム誕生の萌し

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	菊池 良生
肩書き	明治大学名誉教授
プロフィール	1948年生まれ。早稲田大学大学院博士課程に学ぶ。専攻はドイツ・オーストリア文化史。著書に『戦うハプスブルク家』『神聖ローマ帝国』『検閲帝国ハプスブルク』『ドイツ300諸侯』など多数。