講座詳細情報
申し込み締切日:2023-01-21 / 宗教・哲学 / 学内講座コード:140516
武道と武士道とサピエンス 人間を考える
- 開催日
- 1月23日(月)~ 2月13日(月)
- 講座回数
- 4回
- 時間
- 10:40~12:10
- 講座区分
- その他
- 入学金
- -
- 受講料
- 13,662円
- 定員
- 30
- その他
- 会員受講料: 11,880円(入会金は8,000円(税込))
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【目標】
・武術・武道をホモ・サピエンス史の視野から理解する。
・武士道の思想とその展開および武術・武道との関係を理解する。
・武道の思想基軸としての「武術性」を理解する。
・近代武道の模範(モデル)嘉納治五郎の柔道論を理解する。
・「無刀」及び「殺人刀・活人剣」の思想を理解する。
【講義概要】
日本武道の美徳は、一方で、「折れず曲がらずよく斬れる」といわれる日本刀に、他方で、「柔」なるものの強さの教え(老子)に関連させて語られます。剣術も柔術も、心(知恵)と身体の自由(柔)、そして鋭い技をもてば勝つことができます。人間はいつの時代でも戦場、社会生活のさまざまな場(受験競争や出世競争など)で戦いを強いられています。中でも国家間の戦争などは人類の生存を脅かす喫緊の問題でもあります。この講座では、ホモ・サピエンスの本性(攻撃性と協調性)の視点から、武道と武士道の教え、戦争と平和(自他共栄)について考えます。
【各回の講義予定】
第1回 2023/ 1/23(月) 武術とホモ・サピエンス
第2回 2023/ 1/30(月) 「武士道」と武術・武道
第3回 2023/ 2/ 6(月) 武道の「武術性」と「平常心」
第4回 2023/ 2/13(月) 戦争と平和と武術・武道
・武術・武道をホモ・サピエンス史の視野から理解する。
・武士道の思想とその展開および武術・武道との関係を理解する。
・武道の思想基軸としての「武術性」を理解する。
・近代武道の模範(モデル)嘉納治五郎の柔道論を理解する。
・「無刀」及び「殺人刀・活人剣」の思想を理解する。
【講義概要】
日本武道の美徳は、一方で、「折れず曲がらずよく斬れる」といわれる日本刀に、他方で、「柔」なるものの強さの教え(老子)に関連させて語られます。剣術も柔術も、心(知恵)と身体の自由(柔)、そして鋭い技をもてば勝つことができます。人間はいつの時代でも戦場、社会生活のさまざまな場(受験競争や出世競争など)で戦いを強いられています。中でも国家間の戦争などは人類の生存を脅かす喫緊の問題でもあります。この講座では、ホモ・サピエンスの本性(攻撃性と協調性)の視点から、武道と武士道の教え、戦争と平和(自他共栄)について考えます。
【各回の講義予定】
第1回 2023/ 1/23(月) 武術とホモ・サピエンス
第2回 2023/ 1/30(月) 「武士道」と武術・武道
第3回 2023/ 2/ 6(月) 武道の「武術性」と「平常心」
第4回 2023/ 2/13(月) 戦争と平和と武術・武道
備考
【ご受講に際して】
◆休講が発生した場合の補講は2月20日を予定しています。
◆参考図書として『日本武道の武術性とは何か』(青弓社、ISBN:978-4787234728)を挙げます。この参考図書の各章で様々な視点から本講座の内容を詳説しています。目次を示しますので興味のある方は参考にして下さい。(第1章 武術・武道とサピエンス―武術性の視点から(志々田文明)、第2章 剣道の武術性を問う―臨機応変の身心技法(大保木輝雄)、第3章 近世・近代剣道(剣術・撃剣・剣道)における剣道演武〈地稽古〉の出現―華法化と武術性の相克(榎本鐘司)、第4章 実戦と武道の間―柔道の武術性を中心に(中嶋哲也)、第5章 嘉納治五郎は合気武術家・植芝盛平の何を評価したのか?(工藤龍太)、第6章 柔道における離隔態勢の技法―嘉納治五郎の求めた武術性(志々田文明)、第7章 東アジア武術文化の変遷と武術性の観点から(朴周鳳/劉暢/鄭卿元)、第8章 武道の定義―科学、政治、生き抜く力(志々田文明))
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
◆休講が発生した場合の補講は2月20日を予定しています。
◆参考図書として『日本武道の武術性とは何か』(青弓社、ISBN:978-4787234728)を挙げます。この参考図書の各章で様々な視点から本講座の内容を詳説しています。目次を示しますので興味のある方は参考にして下さい。(第1章 武術・武道とサピエンス―武術性の視点から(志々田文明)、第2章 剣道の武術性を問う―臨機応変の身心技法(大保木輝雄)、第3章 近世・近代剣道(剣術・撃剣・剣道)における剣道演武〈地稽古〉の出現―華法化と武術性の相克(榎本鐘司)、第4章 実戦と武道の間―柔道の武術性を中心に(中嶋哲也)、第5章 嘉納治五郎は合気武術家・植芝盛平の何を評価したのか?(工藤龍太)、第6章 柔道における離隔態勢の技法―嘉納治五郎の求めた武術性(志々田文明)、第7章 東アジア武術文化の変遷と武術性の観点から(朴周鳳/劉暢/鄭卿元)、第8章 武道の定義―科学、政治、生き抜く力(志々田文明))
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 志々田 文明 |
---|---|
肩書き | 早稲田大学名誉教授 |
プロフィール | 早稲田大学第一文学部(哲学専攻)卒。筑波大学大学院体育研究科を経て、1996年早大人間科学部教授、2003年同スポーツ科学学術院教授。2003年博士(人間科学)。『武道の教育力:満州国・建国大学における武道教育』(2006)でスポーツ史学会学会賞。『日本武道の武術性とは何か』(共編著,2020)、国際学術誌「Archives of Budo」セクションエディター。武道論専攻。 |