大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・現代のヨーロッパ、とくにEU(ヨーロッパ連合)の危機や現状を認識します。
・「ヨーロッパ」が歴史的・文化的に統合・分化されてきた過程を「ヨーロッパ理念」の問題から捉えます。
・古代から現代までのヨーロッパ史を文明・文化論として幅広く理解する力を身につけます。

【講義概要】
EUは、ヨーロッパにあらたな超国家的・市民社会を形成しようとする試みですが、イギリスのEU離脱や、従来からの経済問題・テロ問題・移民や難民問題に加え、新型コロナ問題などがあり、現在は危機に瀕しています。このEUの発想の根源にある「ヨーロッパ」理念が、誕生・成長・発展していく過程を、古代ギリシア・ローマ文化、中世キリスト教、ルネサンス・宗教改革、近世主権国家、近代国民国家、植民地・帝国主義、現代世界、ポスト・モダン社会との関わりで幅広く論じてゆきます。



【各回の講義予定】
第1回 2022/12/13(火) 「ヨーロッパ」とは何か
第2回 2022/12/13(火) ヨーロッパの起源とギリシア・ローマ世界
第3回 2022/12/13(火) 聖書・キリスト教世界の「ヨーロッパ」
第4回 2022/12/13(火) 中世キリスト教世界のヨーロッパ
第5回 2022/12/13(火) ルネサンスと宗教改革による近代化
第6回 2022/12/13(火) ヨーロッパ意識の自覚・大航海時代
第7回 2022/12/13(火) ルネサンスのヨーロッパ
第8回 2022/12/13(火) 宗教改革のヨーロッパ
第9回 2022/12/13(火) 近代ヨーロッパの平和・統合思想
第10回 2022/12/13(火) 近代ヨーロッパの国民・文明・文化統合

【ご受講に際して】
◆この講座は
　2022年度　春期　「【対面+オンラインのハイブリッド】「ヨーロッパ」とは何か・ヨーロッパを考える」　（04/11～06/20　月曜日、全10回）
　で開講した講座のアーカイブ講座になります。
◆途中映像音声の乱れるところがありますがご了承ください。
◆オンデマンド講座のため講義内容に関する質疑は受付けいたしかねます。あらかじめご了承お願いいたします。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	森原 隆
肩書き	早稲田大学教授
プロフィール	1953年大阪生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、京都大学大学院文学研究科修士・博士課程単位取得満期退学。専門分野は、近世・近代フランス史。社会史・社会文化史研究。著書『ヨーロッパ・「共生」の政治文化史』(成文堂)、『ヨーロッパの政治文化史　統合・分裂・戦争』(成文堂）など。