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講座詳細情報

申し込み締切日:2022-09-28 / 世界史 / 学内講座コード:730307

歴史と宗教で学ぶ中世ロシアとウクライナ (ロシアおよび西欧の)プロパガンダに惑わされないために歴史を知ろう

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター オンライン講座(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
9月30日(金)~12月 9日(金)
講座回数
6回
時間
10:30~12:00
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
17,820円
定員
30
その他
ビジター価格 20,493円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・ウクライナとロシアの共通の祖先であるキエフ・ルーシの歴史を学ぶ。
・キエフ・ルーシの宗教思想の根幹となったテオーシス思想(イエス・キリストの真似び、イエス・キリストにおいて神が人間になったのだから、人間も神になれる)を知る。
・ロシアで発達した「神の代理人」という統治者観(ウクライナはあまり共有していない)について知る。

【講義概要】
ウクライナとロシアの共通の祖先であるキエフ・ルーシの歴史を学ぶ。キエフ・ルーシはローマではなく、コンスタンティノープルからキリスト教を受容したが、東のキリスト教を選択したことがロシア、ウクライナの歴史を決定した。西のキリスト教では、ラテン語が共通言語となったが、東のキリスト教では、地域性を重んじ、スラヴ語で宗教儀式を行い、祈りを捧げることができた。イコノクラスム(聖像破壊)を経験した東のキリスト教では、神であり人間であるイエス・キリストが盛んに絵に描かれ、キリストの「人間」の部分に関心が集中したが、この人性への関心の傾斜から、ロシアにおいては、「地上における神の代理人たる皇帝」という統治者観が発達した。

【各回の講義予定】
第1回 2022/ 9/30(金) ギリシア人兄弟、キュリロスとメトディオスの宣教?ロシアの文字(キリル文字)のはじまりはバルカン半島にある
第2回 2022/10/14(金) キエフ・ルーシのはじまりと西欧への対抗意識の起源―キエフ大公ウラジーミルはコンスタンティノープルからキリスト教を受け容れた
第3回 2022/10/28(金) ボリスとグレープの列聖をめぐって?キエフ・ルーシ最初の聖者は兄弟殺しの犠牲者だった
第4回 2022/11/11(金) 中世ロシア随一の名作『イーゴリ軍記』のほんとうの姿を知る?敗北者が英雄になるロシア的伝統を宗教から考える
第5回 2022/11/25(金) キリストの真似びのテオーシス思想と「神の代理人」の概念?キエフ府主教イラリオンとトゥーロフ主教キリルの説教から
第6回 2022/12/ 9(金) ロシア史上最初の専制君主アンドレイ・ボゴリュプスキイとトゥーロフのキリルの確執?「神の代理人」に反旗を翻す宗教思想家

備考

【ご受講に際して】
◆休講が発生した場合の補講は、12月23日(金)を予定しております。
◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆本講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30までに公開します。インターネット上で1週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。?
【会員】授業動画の視聴方法(会員向け)?
【ビジター・法人会員】授業動画の視聴方法(ビジター・法人会員向け)
◆9/2 (金)19:00より本講座の無料体験会を実施します。
◆体験会お申込みはこちらから。https://www1.ex-waseda.jp/online/ 「無料体験講座」をクリックし、「絞り込み」をクリックしてください。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 三浦 清美
肩書き 早稲田大学教授
プロフィール 1965年、埼玉県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。現在、早稲田大学文学学術院教授。専攻はスラヴ文献学、中世ロシア文学、中世ロシア史。著書に『ロシアの源流』(講談社)。訳書にストヤノフ『ヨーロッパ異端の源流』(平凡社)、ヤーニン『白樺の手紙を送りました』(共訳、山川出版社)。
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