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講座詳細情報

申し込み締切日:2022-10-02 / 宗教・哲学 / 学内講座コード:330518

ユダヤ人の思惟方法 矛盾に満ちた聖書と格闘する

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
10月 4日(火)~12月 6日(火)
講座回数
10回
時間
15:00~16:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
29,700円
定員
24
その他
ビジター価格 34,155円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・「ユダヤ人はなぜ、領土を持たず世界中に離散したのに、今に至るまで生き続けているのか」。この問いに、納得のいく答えを見つけるには、彼らの学問と考え方を学ぶしかありません。少しでも、ユダヤ人の思惟方法に接近することを目標とします。
・「聖書、特に律法は、唯一神の啓示である」とはいえ、ユダヤ人から見れば都合の悪いことだらけの聖書とどう向き合うのか。そこに、ユダヤ人の思惟のあり方がわかる。

【講義概要】
ユダヤ人が2000年にわたってどのように考えて教えを引き出してきたのかをじっくり学びます。
ユダヤ教は、イスラム教と似ていて、ともに「戒律の宗教」と呼ばれます。人は、預言者を通して神が啓示した教えに従って生きなさい、と説いています。ユダヤ教は、預言者モーセに啓示された神の言葉に従って生きる宗教なのです。本講義では、実際のユダヤ人の流儀 ―― 安息日ごとにシナゴーグでモーセ五書を朗読 ―― に従って、モーセの律法にどんな矛盾点があるのか、それをユダヤ人はどう解釈してユダヤ的生活を構築しているのかを考えていきます。

【各回の講義予定】
第1回 2022/10/ 4(火) 神はなぜ天地創造を説いたのか
第2回 2022/10/11(火) 神は、イスラエルの民を苦しませるために選んだのではないか。それはなぜか。
第3回 2022/10/18(火) モーセの律法の中で最も重要な教えは何か
第4回 2022/10/25(火) 安息日が聖書の神の最大の恩恵のはずだが、全ての仕事を禁じるのはつらい。
第5回 2022/11/ 1(火) 十戒が律法に2回出てくるが、表現も内容も少し違う。なぜ。どちらに依拠すべきか。
第6回 2022/11/ 8(火) ユダヤ人の女性観はどう表現できるか。人間そのものの見方から考えるとどうなるか。
第7回 2022/11/15(火) なぜ食べてはいけない食物があるのか。
第8回 2022/11/22(火) 異教徒には利子をとっても良いと、なぜ神は命じることができたのか。
第9回 2022/11/29(火) ユダヤ人にメシア待望はないのだろうか
第10回 2022/12/ 6(火) ユダヤの聖典:成文律法と口伝律法

備考

【ご受講に際して】
◆聖書をたったの一行でもよいので、読んでみて、そこからなにかの「問い」を考えるという習慣をつけてみてください。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 市川 裕
肩書き 東京大学名誉教授
プロフィール 法学を学んだ後、一生の仕事として聖書研究を志し宗教学の大学院で旧約聖書を学ぶが、イエス時代のユダヤ教に強く惹かれ、ヘブライ大学に留学し律法研究に取り組む。現地のシナゴーグで1年間毎朝の礼拝に出て感銘を受ける。著書に『ユダヤ教の精神構造』(東京大学出版会)、『ユダヤ人とユダヤ教』(岩波新書)など。
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