講座詳細情報
申し込み締切日:2022-10-01 / 日本史 / 学内講座コード:330211
通州事件 憎しみの連鎖を絶つ
- 開催日
- 10月 3日(月)~12月12日(月)
- 講座回数
- 10回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 29,700円
- 定員
- 24
- その他
- ビジター価格 34,155円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
・日中戦争の歴史の真実を資料に基づいて実証的に学ぶ。
・日中戦争の歴史を現在の問題から新たに問い直す。
・日中戦争を体験した人々が戦後どのように生きたかについて、個人の事例から認識を深める。
【講義概要】
盧溝橋事件につづいて発生した通州事件(1937年7月29日)について、日本軍機の誤爆に激昂した通州保安隊が反乱を起こし、日本人と朝鮮人の居留民220余名を虐殺したという通説を全面的に問い直し、新たな通州事件の全貌を明らかにする。通州事件で反乱を起こした通州保安隊は、満州事変で故郷を追われた張学良の東北軍の将兵からなり、関東軍と支那駐屯軍が華北を「第2の満州国」にしようと強行した華北分離工作が要因となったことから解明していく。後半では、通州事件で両親と家族を虐殺されて戦争孤児となった姉妹が、戦後をどう生きてきたのか、「憎しみの連鎖」をどう克服しようとしたのか、姉妹への聞き取り資料から紹介する。
【各回の講義予定】
第1回 2022/10/ 3(月) 通州事件の通説の検討?通州事件を「憎しみの連鎖」に利用しようとしている人々
第2回 2022/10/17(月) 冀東保安隊はどのような軍隊だったのか
第3回 2022/10/24(月) 日本軍の華北分離工作
第4回 2022/10/31(月) 冀東防共自治政府と日本人の密輸貿易
第5回 2022/11/ 7(月) 一二・九学生運動と華北における抗日気運の隆盛
第6回 2022/11/14(月) 通州の日本人・朝鮮人によるアヘンの密輸・密売
第7回 2022/11/21(月) 通州事件の発生と全貌
第8回 2022/11/28(月) 通州事件における姉妹の家族の運命
第9回 2022/12/ 5(月) 「戦争孤児」となった姉妹の戦後の人生
第10回 2022/12/12(月) 「憎しみの連鎖を絶つ」ための姉妹の生き方
・日中戦争の歴史の真実を資料に基づいて実証的に学ぶ。
・日中戦争の歴史を現在の問題から新たに問い直す。
・日中戦争を体験した人々が戦後どのように生きたかについて、個人の事例から認識を深める。
【講義概要】
盧溝橋事件につづいて発生した通州事件(1937年7月29日)について、日本軍機の誤爆に激昂した通州保安隊が反乱を起こし、日本人と朝鮮人の居留民220余名を虐殺したという通説を全面的に問い直し、新たな通州事件の全貌を明らかにする。通州事件で反乱を起こした通州保安隊は、満州事変で故郷を追われた張学良の東北軍の将兵からなり、関東軍と支那駐屯軍が華北を「第2の満州国」にしようと強行した華北分離工作が要因となったことから解明していく。後半では、通州事件で両親と家族を虐殺されて戦争孤児となった姉妹が、戦後をどう生きてきたのか、「憎しみの連鎖」をどう克服しようとしたのか、姉妹への聞き取り資料から紹介する。
【各回の講義予定】
第1回 2022/10/ 3(月) 通州事件の通説の検討?通州事件を「憎しみの連鎖」に利用しようとしている人々
第2回 2022/10/17(月) 冀東保安隊はどのような軍隊だったのか
第3回 2022/10/24(月) 日本軍の華北分離工作
第4回 2022/10/31(月) 冀東防共自治政府と日本人の密輸貿易
第5回 2022/11/ 7(月) 一二・九学生運動と華北における抗日気運の隆盛
第6回 2022/11/14(月) 通州の日本人・朝鮮人によるアヘンの密輸・密売
第7回 2022/11/21(月) 通州事件の発生と全貌
第8回 2022/11/28(月) 通州事件における姉妹の家族の運命
第9回 2022/12/ 5(月) 「戦争孤児」となった姉妹の戦後の人生
第10回 2022/12/12(月) 「憎しみの連鎖を絶つ」ための姉妹の生き方
備考
【ご受講に際して】
◆参考書籍『通州事件―憎しみの連鎖を絶つ』(笠原十九司著、高文研、2022年8月29日刊行)を事前にお読み頂くと、より理解が深まります。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
◆参考書籍『通州事件―憎しみの連鎖を絶つ』(笠原十九司著、高文研、2022年8月29日刊行)を事前にお読み頂くと、より理解が深まります。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 笠原 十九司 |
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肩書き | 都留文科大学名誉教授 |
プロフィール | 1944年群馬県生まれ。東京教育大学文学部卒業後、同大学文学研究科修士課程中退。博士(学術、東京大学)。専門分野は、中国近現代史、東アジア近現代史。著書に、『第一次世界大戦期の中国民族運動』(汲古書院)、『日本軍の治安戦』(岩波書店)、『南京事件』(岩波新書)、『日中戦争全史 上・下』(高文研)、『海軍の日中戦争』(平凡社)などがある。 |