大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・維新三傑（西郷隆盛・大久保利通・木戸孝允）の明治国家創設への役割を考える。
・維新第二世代（伊藤博文・大隈重信・山県有朋・黒田清隆）の協調と葛藤を検討する。
・立憲政治の確立と薩長元老の動きをを理解する。

【講義概要】
45年にわたった明治時代は、政治面においては「公論」による政治体制が国是に定められ、一方で薩長元勲が政局を長らく主導しました。そうしたなかで、憲法発布・議会開設・政党の発展を通じて立憲制が構築されるなか、元勲たちがどのような行動と影響力を示したかを検討します。

【各回の講義予定】
第1回 2022/ 9/29(木) 維新三傑の結集と廃藩置県の断行
第2回 2022/10/ 6(木) 大久保政権の成立と三傑の死
第3回 2022/10/13(木) 明治14年政変―伊藤・大隈・黒田の相克―
第4回 2022/10/20(木) 条約改正の難航と明治憲法発布
第5回 2022/10/27(木) 初期議会―超然主義と政費節減の衝突ー
第6回 2022/11/10(木) 隈板内閣の崩壊と第二次山県内閣成立―政党と官僚ー
第7回 2022/11/17(木) 立憲政友会の成立―近代政治の新段階ー
第8回 2022/11/24(木) 桂園時代―新世代と伊藤・山県―

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	落合 弘樹
肩書き	明治大学教授
プロフィール	1962年大阪府生まれ。中央大学文学部史学科卒業後、同大学文学研究科博士課程後期課程単位取得退学。京都大学人文科学研究所助手などを経て2008年より現職。博士(文学、京都大学)。専門分野は日本近代史。著書に『西南戦争と西郷隆盛』(吉川弘文館)、『秩禄処分』(講談社学術文庫)などがある。