大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・音楽作品を、それが生まれた時代の背景の中で考える。
・15世紀後半から18世紀前半のナポリの音楽に焦点をあてる。
・スペインの支配下に置かれたナポリで、宮廷や教会を中心に活躍した作曲家たちの活動に注目する。

【講義概要】
中世以来のヨーロッパの音楽の流れを概観するこの講座では、2014年からイタリアの音楽を紹介しているが、2022年の春学期では、17世紀後半のローマで活躍した作曲家たちの活動をとりあげた。2022年の秋学期では、南イタリアのナポリの音楽に焦点をあてて、スペインの支配下にあったナポリ独自の音楽活動を、15世紀後半から18世紀前半までの時期に宮廷や教会を中心に活躍した作曲家たちに注目して概観する。なお、これまでと同様に、とりあげる作曲家たちの作品の実例をCDによって紹介する。

【各回の講義予定】
第1回 2022/ 9/28(水) 15世紀後半の音楽
第2回 2022/10/ 5(水) 16世紀の音楽
第3回 2022/10/12(水) 16世紀末から17世紀初めの音楽
第4回 2022/10/19(水) 17世紀前半の音楽
第5回 2022/10/26(水) 17世紀後半の音楽
第6回 2022/11/ 2(水) 17世紀末から18世紀初めの音楽(1)
第7回 2022/11/ 9(水) 17世紀末から18世紀初めの音楽(2)
第8回 2022/11/16(水) 18世紀前半の音楽(1)
第9回 2022/11/30(水) 18世紀前半の音楽(2)
第10回 2022/12/ 7(水) 18世紀前半の音楽(3)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	今谷 和徳
肩書き	音楽史家
プロフィール	1945年生まれ。早稲田大学第一法学部卒業後、同大学院文学研究科博士課程(西洋史専攻)単位取得満期退学。専門は西洋音楽史(ルネサンス音楽)。著書に『新版 中世・ルネサンスの社会と音楽』(音楽之友社)、『ルネサンスの音楽家たち(I・II)』(東京書籍)など、共著に『フランス音楽史』(春秋社)などがある。