大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・現代アメリカ政治を動かしている思想潮流を理解する。
・アメリカの論壇誌(サイト)、論客らの位置づけを学ぶ。
・アメリカ政治思想史の概略を学ぶ。

【講義概要】
こんにちのアメリカ政治の混迷は、長期にわたったアフガン・イラク戦争とリーマン危機が象徴した安全保障・経済政策の失敗に起因します。そうした失敗と混迷の背景には、戦後長くアメリカの保守とリベラル(進歩派)が依拠してきた思想潮流があります。右派におけるトランプ現象、左派におけるサンダース現象(社会主義台頭)は、そうした思想潮流の行き詰まりと、思想再編の動きを示すものです。戦後アメリカ政治思想史とはいかなるものか、いま起きていることをどう考えたらいいのか。最新の動きも交えながら、お話しします。

【各回の講義予定】
第1回 2022/ 4/15(金) トランプ・サンダースはなぜ現れた
第2回 2022/ 5/ 6(金) 戦後保守・リベラル闘争史(1)
第3回 2022/ 5/20(金) 戦後保守・リベラル闘争史(2)
第4回 2022/ 6/ 3(金) 文化闘争と思想・これから

【ご受講に際して】
◆可能なら図書館などで拙著『破綻するアメリカ』(岩波全書)、『増補改訂版 追跡・アメリカの思想家たち』(中公文庫)に目を通しておいてください。必須ではありませんが、理解が早まり、深まるはずです。
◆休講が発生した場合、補講日は6月17日(金)となります。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	会田 弘継
肩書き	関西大学客員教授
プロフィール	共同通信ジュネーブ支局長、ワシントン支局長、論説委員長を経て2015－2020年青山学院大学地球社会共生学部教授。現在、共同通信客員論説委員、米オンライン論壇誌American Purpose編集委員なども務める。主な著書に「破綻するアメリカ」（岩波全書）「追跡・アメリカの思想家たち」（中公文庫）「世界の知性が語る『特別な日本』」（新潮新書）などがある。