大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
フランス文化の歴史を探ってきたこの時間では、パリ歴史散歩の第2集として、パリの建物や眺めを探ります、籠められた歴史を探りたいと考えるのです。

【講義概要】
2000年におよぶパリの歴史が今に残す建築物を、時代ごとに取り上げます。それぞれが、時代の要請の中から生みだされて、今日まで生き続けてきたのです。パリに今日も残る歴史のある建造物は数多いのですが、2022年春の学期には、以下のリストの場所を訪ねて見ることにします。
それぞれが、パリの街の作られてきた歴史の局面を伝えて、パリらしい雰囲気の源といえるでしょう。これらを取り上げて、その意味するところを考えることで、パリの本格的歴史探訪を始めたいと思います。

【各回の講義予定】
第1回 2022/ 4/ 6(水) ローマ時代 ：クリュニーの浴場
第2回 2022/ 4/13(水) 中世の始まり：丘の上の聖ピエール
第3回 2022/ 4/20(水) ロマネスクの寺院：サン＝ジェルマン聖堂
第4回 2022/ 4/27(水) ゴティックの時代：ノートル＝ダム大聖堂
第5回 2022/ 5/11(水) 市の防護：ルーヴル要塞
第6回 2022/ 5/18(水) 王の居城：ルーヴル宮殿
第7回 2022/ 5/25(水) ルネッサンスの都市計画：ロワヤル広場
第8回 2022/ 6/ 1(水) フランス庭園の時代：チュイルリーの庭
第9回 2022/ 6/ 8(水) フランス古典主義：レ・ザンヴァリッド
第10回 2022/ 6/15(水) 交差する眺望線：コンコルド広場とシャンゼリゼ

【ご受講に際して】
◆フランス語その他の予備知識は必要ありません。
◆以下の資料をお配りします:各回の講座のテキスト;歴史と文化の年表;その他

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	小林 茂
肩書き	早稲田大学名誉教授
プロフィール	1942年東京生まれ。早稲田大学卒。早稲田大学文学部教授を経て、2012年名誉教授。NHKテレビ・フランス語講座講師、パリ国際大学都市日本館館長など歴任。著訳書に『新スタンダード仏和辞典』(共同編著、大修館書店)、イヴァン・コンボー『新版パリの歴史』(白水社)、『薩摩治郎八』(ミネルヴァ書房)他。