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講座詳細情報

申し込み締切日:2022-01-15 / 日本史 / 学内講座コード:340216

東アジアの中の戦後日本史 1956‐1972 私たちが生きてきた時代

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
1月17日(月)~ 3月 7日(月)
講座回数
8回
時間
15:00~16:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
23,760円
定員
27
その他
ビジター価格 27,324円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・近代以降、日本の歴史は、東アジアの隣国との不可分な関係の中で展開しており、現在にいたる戦後日本の歴史はそのことがますます顕著になっている。隣国との関係、あるいは隣国の視点から戦後日本史を見ることによって、私たちの生きてきた時代を再認識する。
・1956年から1972年までの私たちが生きてきた戦後日本史がどんな時代であったか、東アジア世界の中の日本という視点から考える。

【講義概要】
アジア太平洋戦争において連合国に降伏した日本はサンフランシスコ講和条約において独立を達成するが、それは日米安保条約とセットになったものであった。そのため、日本はアメリカの極東政策の影響下におかれ、米ソ対立を基軸に中国、北朝鮮、北ベトナムとも対立した東アジアの冷戦構造に組み込まれた。
1956年から1972年の間、東アジア冷戦構造は中ソ対立によって大きく変容し、毛沢東は文化大革命を発動して中国社会を混乱させ、韓国では軍事クーデタで政権を掌握した朴正煕の軍事独裁が強化された。このような東アジア社会のなかで、日本のみが高度経済成長をとげるが、その結果、公害問題が深刻となり、公害反対の市民運動が高揚する。
日米安保体制に組み込まれた日本であったが、アメリカのベトナム戦争に反対する市民運動は高まりをみせた。アメリカはベトナム戦争に敗北、さらに中国の国連加盟によって「中国封じ込め政策」も破綻、逆に米中接近をはかるなかで、日本も日中国交回復を実現する。
こうした東アジア国際関係の変容は日本の政治、社会に直接、間接に大きな影響をおよぼした。講義では、その影響を受けた日本社会の変容を時代を追って解明し、私たちはどう生きてきたかを再認識したい。

【各回の講義予定】
第1回 2022/ 1/17(月) 「もはや戦後ではない」
第2回 2022/ 1/24(月) 「安保闘争の時代」
第3回 2022/ 1/31(月) 「日本の高度経済成長」
第4回 2022/ 2/ 7(月) 「東京オリンピックとベトナム反戦運動」
第5回 2022/ 2/14(月) 「問題を残した日韓基本条約の強行」
第6回 2022/ 2/21(月) 「日本国憲法と自衛隊基地反対闘争」
第7回 2022/ 2/28(月) 「革新自治体の拡大と公害反対運動の高まり」
第8回 2022/ 3/ 7(月) 「沖縄の本土復帰と日中国交正常化」

備考

【ご受講に際して】
◆「私たちが生きてきた時代」ということで、講義で扱う時代における受講生の体験を紹介しあうことを考えている。さらに戦後日本を生きた「自分史」をまとめることをお勧めしたい。
◆休講が発生した場合の補講は、3月14日(月)を予定しております。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 笠原 十九司
肩書き 都留文科大学名誉教授
プロフィール 1944年群馬県生まれ。東京教育大学文学部卒業後、同大学文学研究科修士課程中退。博士(学術、東京大学)。専門分野は、中国近現代史、東アジア近現代史。著書に、『第一次世界大戦期の中国民族運動』(汲古書院)、『日本軍の治安戦』(岩波書店)、『南京事件』(岩波新書)、『日中戦争全史』(高文研)、『海軍の日中戦争』(平凡社)などがある。
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