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講座詳細情報

申し込み締切日:2021-07-04 / 文学 / 学内講座コード:320117

「平家物語」を読む 巻五・巻六

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
7月 6日(火)~ 8月31日(火)
講座回数
8回
時間
10:30~12:00
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
23,760円
定員
24
その他
ビジター価格 27,324円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・物語を丁寧に読み味わいます。
・物語世界全体に目を配り、その魅力を理解します。

【講義概要】
・今学期は『平家物語』巻五~六の原文を通読します。常に物語全体を見渡しつつ、流れや背景を丁寧に説明致します。
・毎回補助プリントを用いて、同時代史料・絵画資料・地図・系図も参照しながら、史実との関係、人物の描かれ方、合戦に関する知識などについてもわかりやすく解説致します。

【各回の講義予定】
第1回 2021/ 7/ 6(火) 巻五「富士川」(1):福原の都では、朝敵征伐のために維盛、忠度を大将軍、副将軍として三万騎が東国へ発向した。また、高倉上皇は厳島に御幸し、願文を奉納する。
第2回 2021/ 7/13(火) 巻五「富士川」(2):東国武士についての斎藤実盛の説明におびえた平氏軍は、富士川の水鳥の羽音に驚き、戦わずして撤退した。
第3回 2021/ 7/20(火) 巻五「五節之沙汰」「都帰」:福原では清盛がひどく怒った。そうした中、新しい内裏で形だけの新嘗祭と五節舞が催される。結局人々の不平を抑えることができず、清盛はついに旧都に戻ることを決断する。
第4回 2021/ 7/27(火) 巻五「奈良炎上」:以仁王の乱以来の清盛と南都の対立はますます高まり、重衡を大将軍とした平氏軍が派遣され、夜戦のあかりとした火が東大寺に飛び移り、南都は焼き滅ぼされてしまった。
第5回 2021/ 8/ 3(火) 巻六「新院崩御」:年が明け治承五年(一一八一)になったが、南都炎上の余波で新年恒例の行事も行われない。そうした中の正月十四日、高倉上皇が二十一歳で崩御された。
第6回 2021/ 8/17(火) 巻六「紅葉」「葵前」:高倉上皇は大切にしていた紅葉を焼いてしまった下役人を咎めることもないようなお人柄だった。また、中宮の召し使う葵前という女童を寵愛された。
第7回 2021/ 8/24(火) 巻六「小督」(1):高倉天皇の嘆きの深さに、中宮徳子は小督という女房を参上させた。しかし、小督は、清盛の娘の夫である冷泉隆房の愛人だったということもあり、清盛の怒りを避けるために嵯峨に身を隠す。
第8回 2021/ 8/31(火) 巻六「小督」(2):高倉天皇の命を受けた仲国が小督を探し出し宮中に連れ帰るが、清盛は無理矢理出家させてしまう。これも高倉天皇の病の一因なのだった。

備考

【ご受講に際して】
◆すでにお持ちの『平家物語』テキストがございましたら、そちらをご持参ください。その場合は指定テキストを新たに購入する必要はございません。
◆休講が発生した場合の補講は、9月7日(火)を予定しております。

【テキスト・参考図書】
テキスト
『平家物語 覚一本 全 改訂版』(武蔵野書院)(ISBN:978-4838606504)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 清水 由美子
肩書き 中央大学講師、成蹊大学講師
プロフィール 神奈川県生まれ。県立高校の教員を経て大学院に進学。『平家物語』を中心に日本中世文学を研究し、現在多くの大学やカルチャーセンターで講義を担当している。昨年、これまでの研究成果を『平家物語を繙く』(若草書房)として上梓した。また、『平家物語』についての一般向けの書籍にも多く執筆している。
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