大学公開講座のセカンドアカデミー

【講義概要】
夏目漱石の作品の魅力を探る時、作中人物が東京のどういう空間に住み、どのように人との出会いを重ねていたかを考えることは、思った以上に大切です。『三四郎』『それから』などの代表作を味わいながら、地理的な場所に留意することで広がる作品世界を体験してみたいと思います。漱石が体験したロンドンでの生活の場所や、感情を開放したスコットランドの風景も紹介したいと思います。

【各回の講義予定】
第1回 2021/ 1/27(水) 本郷文化圏とその周辺―『三四郎』の世界
第2回 2021/ 2/ 3(水) 溪を隔てた男女―『それから』の空間構成
第3回 2021/ 2/10(水) 地名を超えた空間―『明暗』への道
第4回 2021/ 2/17(水) ロンドンの都市空間の中で

【ご受講に際して】
◆休講が発生した場合の補講は、2月24日(水)を予定しています。
◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

◆申込受付のご案内

名前	中島 国彦
肩書き	早稲田大学名誉教授
プロフィール	1946年東京都生まれ。早稲田大学大学院博士課程修了、博士(文学)。公益財団法人日本近代文学館専務理事。日本近代文学専攻。著書『近代文学にみる感受性』(筑摩書房)、『夏目漱石の手紙』(共著、大修館書店)、『漱石の愛した絵はがき』(共編、岩波書店)、『漱石の地図帳―歩く・見る・読む』(大修館書店)など。