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講座詳細情報

申し込み締切日:2019-10-03 / 政治 / 学内講座コード:330703

日本と中国 ― 政治文化の側面から比較する

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
10月 5日(土)~12月14日(土)
講座回数
9回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
26,730円
定員
24
その他
ビジター価格 30,739円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・日本と中国は長い歴史の中で対立もしているがお互い認め合って共存もしている。そのような対立性と重複性を歴史の文脈で確認する。
・日中双方の、国、民族、文化としての特徴を描きながら、両者がどのように緊張関係を生み出し、また共鳴し合いながらそれぞれの国家、政治文化を形成していったのかを考える。問題意識としては日本と中国は一方的な関係ではなく、相互に影響し合い、緊張しあってきたという事実関係を踏まえながら、日中関係の今、未来にいかなる効果的な影響を与え合えるかを考えてみたい。

【講義概要】
まず日本と中国の国家・民衆、秩序とは何かについて基本的な学習を行う。古代から現代までの時代をカバーしながら国家像などを概観的に比較する。続いて近代以降の日本と中国を比較して考える。大きな転換期は4回あった。日本では、明治維新期、国家総動員体制期、戦後占領下の民主化期、そしてロッキード事件から小選挙区制移行期である。基本の流れは、大きく揺れながらも民主主義体制への移行であった。これに対して中国でも4回の転換期を見ることができる。清朝崩壊から中華民国の成立、中華人民共和国建国、改革開放時代への突入、習近平時代である。しかしその基本的な流れは、民主主義体制の移行なのであろうか。これらの問題を問いながら、講師なりの回答を出すことを心掛ける。

【各回の講義予定】
第1回 2019/10/ 5(土) 日本と中国の国家観、民衆観、秩序観比較(1)
第2回 2019/10/12(土) 近代初期の国家建設の模索(1)(日本)
第3回 2019/10/19(土) 近代初期の国家建設の模索(2)(中国)
第4回 2019/10/26(土) 近代変革期の国家建設の模索(1)(日本)
第5回 2019/11/ 9(土) 近代変革期の国家建設の模索(2)(中国)
第6回 2019/11/16(土) 新国家建設以降の国家と民衆(1)(日本)
第7回 2019/11/30(土) 新国家建設以降の国家と民衆(2)(中国)
第8回 2019/12/ 7(土) 脱冷戦後の国家と民衆(1)(日本)
第9回 2019/12/14(土) 脱冷戦後の国家と民衆(2)(中国)

備考

【テキスト・参考図書】
参考図書
『日中対立 ー 習近平の中国を読む』(ちくま新書)(ISBN:978-4480067210)
『日本の国際主義 ― 20世紀史への問い』(国際書院)(ISBN:978-4906319572)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 天児 慧
肩書き 早稲田大学名誉教授
プロフィール 1947年生まれ。早稲田大学教育学部卒業。一橋大学大学院博士後期課程社会学研究科で博士号取得。2002年4月より早稲田大学国際学術院大学院アジア太平洋研究科教授。現在、早稲田大学現代中国研究所所長兼人間文化研究機構現代中国地域研究9拠点代表。専門は現代中国論・アジア国際関係論。著書に『中国 ― 溶変する社会主義大国』(東京大学出版会、1992年)など。
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