大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・昭和初期の政治や社会についての理解を深めます。
・歴史的なできごとを史料に基づいて理解していきます。

【講義概要】
宮内庁編纂の『昭和天皇実録』を読み解きながら、昭和の歴史を振り返る講座です。今回は1929(昭和4)年7～12月と、1930(昭和5)年1～6月を検討します。1929年7月に浜口雄幸民政党内閣が誕生し、協調外交、緊縮財政を推進していきます。そして翌30年2月の総選挙で、民政党は圧倒的な勝利をおさめます。しかしロンドン海軍軍縮条約をめぐって統帥権干犯問題が浮上し、国論を二分する政治対立へと発展していきます。政治の世界で何が起きたのか、新聞や雑誌、自伝や伝記などさまざまな資料を用いて考察していきます。

【テキスト・参考図書】
参考図書
『昭和天皇実録　第5』（東京書籍）（ISBN:978-4487744053）

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	望月 雅士
肩書き	早稲田大学講師
プロフィール	早稲田大学大学院文学研究科史学(日本史専攻)博士後期課程単位取得退学。現在、早稲田大学教育学部講師。専門は日本近現代史。共編著書に『風見章日記・関係資料』(みすず書房)、『枢密院の研究』(吉川弘文館)ほか。