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講座詳細情報

申し込み締切日:2019-10-02 / 宗教・哲学 / 学内講座コード:130538

サルトル『存在と無』の思想 フランス現代哲学の源流

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
10月 4日(金)~12月13日(金)
講座回数
10回
時間
10:40~12:10
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
29,700円
定員
30
その他
ビジター価格 34,155円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・サルトルの主著『存在と無』に直接触れて、彼の思想を体感する
・西洋哲学の根本をなす「存在論」について理解を深める
・他のフランス哲学の展開を見通せるようにする

【講義概要】
サルトルは第一級の哲学者であり、彼の哲学は単なる流行としての「実存主義」に尽きるものではない。伝統的な存在論を踏まえ、フッサールから得た現象学を武器にして、果敢に独自の現象学的存在論を展開する。その神なき存在論は同時に人間の徹底的な自由の主張であり、限界なき誠実性の追求でもある。大事なことは、論じられている内容を客観的な物事や他人(ひと)事としてではなく、自分自身の問題であるかのように考えつつ読むことである。そのような心構えで『存在と無』を読み解くコツをお伝えできればと考えている。

【各回の講義予定】
第1回 2019/10/ 4(金) 序論―「存在」について
第2回 2019/10/11(金) 無の問題
第3回 2019/10/18(金) 自己欺瞞
第4回 2019/10/25(金) 対自存在と時間性
第5回 2019/11/ 8(金) 対他存在とまなざし
第6回 2019/11/15(金) 身体論
第7回 2019/11/22(金) 他者との具体的関係(マゾヒズム、サディズム、共同存在)
第8回 2019/11/29(金) 状況(私の場所・過去・環境・隣人・死)
第9回 2019/12/ 6(金) 存在欲求としての人間存在
第10回 2019/12/13(金) 結論―存在論と倫理学

備考

【テキスト・参考図書】
参考図書
『存在と無―現象学的存在論の試み〈1〉』(ちくま学芸文庫)(ISBN:978-4480091062)
『存在と無―現象学的存在論の試み〈2〉』(ちくま学芸文庫)(ISBN:978-4480091079)
『存在と無―現象学的存在論の試み〈3〉』(ちくま学芸文庫)(ISBN:978-4480091086)
『サルトル』(勁草書房)(ISBN:978-4326198283)松浪信三郎著

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 佐藤 真理人
肩書き 早稲田大学名誉教授
プロフィール 早稲田大学第一文学部、同大学院修士・博士課程を経て同大文学部教員となり、2017年3月に退職し、今日に至る。研究分野はフランス・ドイツの実存哲学・現象学。共著に『概説 西洋哲学史』、『交域する哲学』、訳書にレヴィナス『フッサール現象学の直観理論』、リクール『カール・ヤスパースと実存哲学』などがある。
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