大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・仏教とキリスト教の誕生とその歴史的な背景を学びます。
・最新の学問的成果を網羅しつつ、できる限りわかりやすく解説します。
・ブッダとイエスの生きた時代とその教えを、現代人がいだきがちな偏見や先入観を可能な限り排除して、見つめます。

【講義概要】
今から2450年ほど前にブッダがあらわれ、同じく2000年ほど前にイエスがあらわれました。この時期、インドでも東地中海世界でも古代文明が爛熟し、旧来の価値観や宗教観が疑われ始めたことが、この2人の登場を促したようです。現代に至るまで人類の精神世界に絶大な影響をあたえつづけてきた仏教とキリスト教を、時代状況と人物像から考えます。めざすのは、虚飾を剥ぎ取ったブッダとイエスの実像です。

【各回の講義予定】
第1回 2019/10/ 2(水) 生没年代不詳のブッダ
第2回 2019/10/ 9(水) ブッダは何を体験し、何を説いたのか
第3回 2019/10/16(水) ブッダの死とその後始末
第4回 2019/10/23(水) 仏弟子たちの物語
第5回 2019/10/30(水) 原始仏典の誕生
第6回 2019/11/ 6(水) イエスの実像
第7回 2019/11/13(水) イエスは神か人か
第8回 2019/11/20(水) 終末論と最後の審判
第9回 2019/11/27(水) 新約聖書の成立とイエス教団
第10回 2019/12/ 4(水) 民族宗教から世界宗教へ

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	正木 晃
肩書き	慶応義塾大学講師
プロフィール	1953年、神奈川県小田原市生まれ。筑波大学大学院博士課程修了。専門は宗教学(日本仏教・チベット仏教)。文献研究に留まらず、現地調査を実施しチベット・ヒマラヤ地域の調査は20回に及ぶ。高度でありながら誰でも理解できる仏教学を志向。著作は『再興!日本仏教』、『現代日本語訳 法華経』など多数。