大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・ブッダの肉声を学ぶことは「仏教」の基本を理解することである。
・このお経は易しく明解で、2500年前の古代インドの社会を知ることになる。
・迷える現代人に人生の指針となることばがちりばめられている。

【講義概要】
ウダーナは感興語でヴァルガは集りと訳す。ブッダが感興を催された時に、ふともらされたので「無問自説」ともいう。このお経はパーリー語経典の『ダンマパダ』や『スッタニパータ』とならんで仏教聖典の最古層にあたる。内容は第1章「無常」から第33章「バラモン」までに分れ、ブッダの真の姿、弟子や信者らの苦悩とその解決法が説かれている。春講座には第1章から第22章までの462句を解説しました。『この世では自己こそ自分の主である。他人がどうして〈自分の〉主であろうか。賢者は、自分の身をよくととのえて〈自分の〉主となり得る』〈第23章11〉

【各回の講義予定】
第1回 2019/10/ 7(月) 第23章「自己」26句、第24章「広く説く」30句
第2回 2019/10/21(月) 第25章「友」25句、第26章「安らぎ」31句
第3回 2019/10/28(月) 第27章「観察」41句
第4回 2019/11/11(月) 第28章「悪」40句
第5回 2019/11/18(月) 第29章「ひと組みづつ」57句
第6回 2019/11/25(月) 第30章「楽しみ」52句
第7回 2019/12/ 2(月) 第31章「心」30句、第31章「心その2」30句
第8回 2019/12/ 9(月) 第32章「修行者」40句
第9回 2019/12/16(月) 第32章「修行者その2」42句
第10回 2019/12/23(月) 第33章「バラモン」83句

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	田中 成明
肩書き	国際マンダラ協会会長、大日寺住職
プロフィール	1947年生まれ。宗立伝灯学院卒。1968年高幡不動尊金剛寺に出家得度。後京都大覚寺、奈良薬師寺で学ぶ。1970年から1975年までインドで修行。1978年渡米、ニューヨークに曼荼羅寺開設。1982年からEU10ヶ国に伝道し欧米の大学で仏教と書道の講座をもっている。著書『神通力』『密教の神髄』『虚空藏求聞持法』など多数。書家。