大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・音楽作品を、それが生まれた時代の背景の中で考える。
・17世紀に北イタリア各地で活躍した作曲家たちに焦点をあてる。
・ヴェネツィア以外の北イタリアの都市に注目する。

【講義概要】
中世以来のヨーロッパの音楽の流れを概観するこの講座では、2014年からイタリアの音楽を紹介しているが、2019年の春学期では、17世紀にヴェネツィアで活躍した作曲家たちの活動をとりあげた。この秋学期では、ヴェネツィア以外の、トリノ、モデナ、マントヴァ、ミラノ、そしてボローニャといった17世紀の北イタリア各地で活躍した作曲家たちに焦点をあてて、ディンディア、ウッチェッリーニ、カスタルディ、ブオナメンテ、カッツァーティ、コロンナ、トレッリなどの活動を紹介する。

【各回の講義予定】
第1回 2019/10/ 2(水) シジスモンド・ディンディア(1)
第2回 2019/10/ 9(水) シジスモンド・ディンディア(2)
第3回 2019/10/16(水) マルコ・ウッチェッリーニ
第4回 2019/10/23(水) カスタルディとチーマ
第5回 2019/10/30(水) サラモーネ・ロッシとブオナメンテ
第6回 2019/11/ 6(水) アドリアーノ・バンキエーリ
第7回 2019/11/13(水) マウリツィオ・カッツァーティ
第8回 2019/11/20(水) ジョヴァンニ・パオロ・コロンナ
第9回 2019/11/27(水) ドメニコ・ガブリエッリ
第10回 2019/12/ 4(水) トレッリとペルティ

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	今谷 和徳
肩書き	音楽史家
プロフィール	1945年生まれ。早稲田大学第一法学部卒業後、同大学院文学研究科博士課程(西洋史専攻)単位取得満期退学。専門は西洋音楽史(ルネサンス音楽)。著書に『新版 中世・ルネサンスの社会と音楽』(音楽之友社)、『ルネサンスの音楽家たち(I・II)』(東京書籍)など、共著に『フランス音楽史』(春秋社)などがある。