大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・古代エジプトの多神教の世界を理解する。
・古代エジプトの神々の特徴を把握する。
・周辺地域の宗教の影響を考える。

【講義概要】
古代エジプトでは、「八百万の神々」とも言うべき数多くの神々が崇められました。その数は一千を超えるとも言われています。古代エジプトの宗教全般について説明していきます。古代エジプトの神殿、天地創造神話と宇宙観、王の化身として崇められたホルス神、有力な神であったアメン・ラー神やプタハ神などにも言及していきます。オシリス神の聖地アビュドスを訪れるアビュドス巡礼などについてもスライドを使用して講義していきます。

【各回の講義予定】
第1回 2019/10/ 3(木) 古代エジプトの宗教環境と神殿
第2回 2019/10/10(木) 王の化身ホルスと王権の守護女神（二女神）
第3回 2019/10/17(木) 古代エジプトにおける天地創造神話と宇宙観
第4回 2019/10/24(木) 太陽神ラーとヘリオポリス
第5回 2019/10/31(木) オシリス信仰の勃興とアビュドス巡礼
第6回 2019/11/ 7(木) アメン・ラー神とアテン神
第7回 2019/11/14(木) プタハ神とセクメト神
第8回 2019/11/21(木) アジアの神々について
第9回 2019/11/28(木) 母なるイシスと息子ホルス
第10回 2019/12/ 5(木) 古代エジプトの神々とギリシア・ローマの神々そしてコプトへ

【テキスト・参考図書】
参考図書
『エジプトの考古学』（同成社）（ISBN:9784886216229）

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	近藤 二郎
肩書き	早稲田大学教授、早稲田大学エジプト学研究所所長
プロフィール	東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学。1976年より40年間にわたりエジプト各地で発掘調査に従事。専門はエジプト学。著書に『ものの始まり50話』(岩波書店)、『エジプトの考古学』(同成社)ほか。現在、早稲田大学文学学術院教授、同大学エジプト学研究所所長、日本オリエント学会会長。