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講座詳細情報

申し込み締切日:2019-09-30 / 日本史 / 学内講座コード:130206

やさしい日本経済史 【先史篇】

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
10月 2日(水)~12月 4日(水)
講座回数
10回
時間
14:45~16:15
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
29,700円
定員
30
その他
ビジター価格 34,155円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・先史時代の時代区分を理解する。
・環境と人間生活、特に経済生活との深いかかわりを常に意識できるようにする。
・文献に依拠できない先史時代の人間生活を探求する方法を身につける。
・先史時代研究に取り入れられている先端科学の手法について理解を深める。
・超長期の歴史を考察する意義を理解する。

【講義概要】
5年前に本講座が開講した際、最初の副題は【古代篇】でした。そのときに日本経済史の「前史」として先史時代に触れました。しかし、わずか2,3回の講義では、きわめて長年月におよぶこの時代の人々の経済的営みや、それがその後の日本経済史に残した母斑についての理解を十分に深めることはできませんでした。近年欧米諸国では二千年はおろか五千年以上の超長期を扱う経済史研究が盛んになり、日本でも経済史のタイム・スパンが長くとられるようになってきました。先史時代は「日本」が未成立であり、「経済(=財・サービスの生産・分配・消費)」が未完成の段階です。しかも、旧石器から縄文に到る数十万年間には幾度かの変化があり、特に地球環境の変化に対して、人々はサバイバルを賭けた努力と工夫を重ねていたのです。本講座では、先史時代を単なる前史としてではなく、プレ日本・プレ経済の視点から日本経済史を照射するために、その独特の意義を考えながら最新の研究方法と新しい学説による経済史像の構築を試みます。先史時代に思いをいたしたことのある方は多いと思いますが、今日の先端科学はDNA解析を人類学に持ち込み、加速器質量分析計を年代判定に使い、歴史時代の日本経済史が文献資料による古典的方法に拠っているのとは対照的です。それはむしろ、先端的な数量経済史に近いものともいえます。学際的な研究成果を取り込み、多面的な考察を行い、このダイナミズムを日本経済史の冒頭を飾るものとして描くことを目標に講義を進めます。

【各回の講義予定】
第1回 2019/10/ 2(水) 序―先史時代研究の現在
第2回 2019/10/ 9(水) 地球環境の変化と人類の生活
第3回 2019/10/16(水) 日本人の源流
第4回 2019/10/23(水) 日本の旧石器時代
第5回 2019/10/30(水) 縄文論争
第6回 2019/11/ 6(水) 縄文時代の採集経済
第7回 2019/11/13(水) 縄文農耕論
第8回 2019/11/20(水) 縄文人口論
第9回 2019/11/27(水) カタストロフィー
第10回 2019/12/ 4(水) 生産経済への展望

備考

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 太田 愛之
肩書き 早稲田大学講師
プロフィール 1960年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、同大学院経済学研究科博士後期課程満期退学。専攻は日本経済史。著書に『日本経済の二千年』(共著)(勁草書房)など、論文に「揺籃期の『家』」(『社会経済史学』)、「古代村落の再編」(『日本史研究』)などがある。
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