講座詳細情報
申し込み締切日:2019-07-24 / 日本史 / 学内講座コード:320205
南北朝の乱と南朝正統史観
- 開催日
- 7月26日(金)~ 8月 9日(金)
- 講座回数
- 3回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 数回もの
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 8,748円
- 定員
- 24
- その他
- ビジター価格 10,060円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
・太平記の成立と南北朝問題について、理解する。
・南朝正統史観が発生した仕組みについて、習得する。
・後醍醐天皇の王政の思想が後世に与えた影響について、考える。
【講義概要】
後醍醐天皇の「王政」の思想は、19世紀半ばの危機的な政治情況のなかで、政治史の表舞台に(南朝正統史観とともに)呼び出されることになる。明治維新によって実現された「王政復古」は、建武の「中興」の再現としてイメージされていた。身分や階級のしがらみから人びとを解放するイメージとしての天皇制は、後醍醐天皇の「王政」の企てに端を発している。いわゆる「王道楽土」のファンタズム(幻想)は、21世紀を生きる「われわれ」日本人にとっても無関係なものではない。
【各回の講義予定】
第1回 2019/ 7/26(金) 太平記の成立と南北朝問題
第2回 2019/ 8/ 2(金) 徳川政権と南朝正統論
第3回 2019/ 8/ 9(金) 南朝正統論と国体の思想
・太平記の成立と南北朝問題について、理解する。
・南朝正統史観が発生した仕組みについて、習得する。
・後醍醐天皇の王政の思想が後世に与えた影響について、考える。
【講義概要】
後醍醐天皇の「王政」の思想は、19世紀半ばの危機的な政治情況のなかで、政治史の表舞台に(南朝正統史観とともに)呼び出されることになる。明治維新によって実現された「王政復古」は、建武の「中興」の再現としてイメージされていた。身分や階級のしがらみから人びとを解放するイメージとしての天皇制は、後醍醐天皇の「王政」の企てに端を発している。いわゆる「王道楽土」のファンタズム(幻想)は、21世紀を生きる「われわれ」日本人にとっても無関係なものではない。
【各回の講義予定】
第1回 2019/ 7/26(金) 太平記の成立と南北朝問題
第2回 2019/ 8/ 2(金) 徳川政権と南朝正統論
第3回 2019/ 8/ 9(金) 南朝正統論と国体の思想
備考
【テキスト・参考図書】
参考図書
『太平記〈よみ〉の可能性 ― 歴史という物語』(講談社学術文庫)(ISBN:978-4061597266)
『後醍醐天皇』(岩波新書)(ISBN:978-4004317159)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
参考図書
『太平記〈よみ〉の可能性 ― 歴史という物語』(講談社学術文庫)(ISBN:978-4061597266)
『後醍醐天皇』(岩波新書)(ISBN:978-4004317159)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 兵藤 裕己 |
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肩書き | 学習院大学教授 |
プロフィール | 愛知県生まれ。1975年京都大学卒業、1984年東京大学大学院修了。1993年埼玉大学教授、1996年成城大学教授を経て現職。1996年『太平記〈よみ〉の可能性』でサントリー学芸賞、2001年「平家物語の歴史と芸能」で東京大学文学博士。2002年『〈声〉の国民国家・日本』でやまなし文学賞受賞。 |