大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・ブッダの教え(仏教)を最も重要な仏典から読み解きます。
・仏教が実はきわめて多様な展開を遂げた事実を学びます。
・仏教の想定してきた真理が「一つ」とは言い切れない現実に迫ります。

【講義概要】
仏教の出発点はブッダの悟り体験です。しかしブッダは悟りの内実について沈黙しました。そこで後継者たちは、悟りとは何か?を自分たちなりに追求せざるを得ませんでした。その努力の結晶が「仏教聖典」です。本講座では、最初期のブッダの思想を最も忠実に受け継いでいる原始仏典、新たな展開を遂げた大乗仏典、そしてインド仏教の総決算とも言える密教経典の中から、最も重要な聖典を厳選して、ブッダの教えを学びます。

【各回の講義予定】
第1回 2019/ 4/11(木) スッタニパータ
第2回 2019/ 4/18(木) サンユッタニカーヤ
第3回 2019/ 4/25(木) 大パリニッバーナ経
第4回 2019/ 5/ 9(木) 八千頌般若経
第5回 2019/ 5/16(木) 無量寿経
第6回 2019/ 5/23(木) 法華経
第7回 2019/ 5/30(木) 華厳経
第8回 2019/ 6/ 6(木) 大日経
第9回 2019/ 6/13(木) 金剛頂経
第10回 2019/ 6/20(木) 秘密集会タントラ

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	正木 晃
肩書き	慶応義塾大学講師
プロフィール	1953年、神奈川県小田原市生まれ。筑波大学大学院博士課程修了。専門は宗教学(日本仏教・チベット仏教)。文献研究に留まらず、現地調査を実施しチベット・ヒマラヤ地域の調査は20回に及ぶ。高度でありながら誰でも理解できる仏教学を志向。著作は『再興!日本仏教』、『現代日本語訳 法華経』など多数。