大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・ブッダの肉声を学ぶことは「仏教」の基本を理解することである。
・このお経は易しく明解で、2500年前の古代インドの社会を知ることになる。
・現代人に、人生の指針となることばがちりばめられている。

【講義概要】
ウダーナは感興語でヴァルガは集りと訳す。ブッダが感興を催された時に、ふともらされたので「無問自説」ともいう。このお経はパーリー語経典の『ダンマパダ』や『スッタニパータ』とならんで仏教聖典の最古層にあたる。内容は第1章「無常」から第33章「バラモン」までに分かれ、ブッダの真の姿、弟子や信者らの苦悩とその解決法が説かれている。春講座では第1章から第22章までの462句を解説します。『努め励み、生と老との究極を見きわめ、悪魔とその軍勢に打ち克って、生死の彼岸に達する者となれ』〈第1章42〉と、ブッダは励ましている。

【各回の講義予定】
第1回 2019/ 4/ 8(月) 第1章「無常」42句
第2回 2019/ 4/15(月) 第2章「愛欲」20句、第3章「愛執」18句
第3回 2019/ 4/22(月) 第4章「はげみ」38句
第4回 2019/ 5/13(月) 第5章「愛するもの」27句、第6章「戒しめ」20句
第5回 2019/ 5/20(月) 第7章「善い行ない」12句、第8章「ことば」15句
第9章「行ない」19句
第6回 2019/ 5/27(月) 第10章「信仰」16句、第11章「道の人」15句
第12章「道」20句
第7回 2019/ 6/ 3(月) 第13章「尊敬」18句、第14章「憎しみ」16句
第8回 2019/ 6/10(月) 第15章「念いをおちつけて」26句
第16章「さまざまなこと」24句
第9回 2019/ 6/17(月) 第17章「水」12句、第18章「花」21句
第19章「馬」14句
第10回 2019/ 6/24(月) 第20章「怒り」22句、第21章「如来」18句
第22章「学問」19句

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	田中 成明
肩書き	国際マンダラ協会会長、大日寺住職
プロフィール	1947年生まれ。宗立伝灯学院卒。1968年高幡不動尊金剛寺に出家得度。後京都大覚寺、奈良薬師寺で学ぶ。1970年から1975年までインドで修行。1978年渡米、ニューヨークに曼荼羅寺開設。1982年からEU10ヶ国に伝道し欧米の大学で仏教と書道の講座をもっている。著書『神通力』『密教の神髄』『虚空藏求聞持法』など多数。書家。