大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・源氏物語など平安文学の舞台となった後宮の歴史を学ぶ。
・歴史物語の面白さを味わう。

【講義概要】
『栄花物語』は藤原道長の栄華を中心に描いた仮名の歴史物語として知られていますが、あわせて天皇の后やその後宮の女房達についても多く言及しています。『源氏物語』や平安時代の仮名日記を考えるうえでも『栄花物語』の読解は必須です。『源氏物語』や『大鏡』などと比べて、必ずしも多くの読者を獲得してきたとはいえない、この歴史物語の傑作を丁寧にわかりやすく読み進めていきます。

【各回の講義予定】
第1回 2019/ 4/10(水) 栄花物語とは？
第2回 2019/ 4/17(水) 巻1月の宴(1)
第3回 2019/ 4/24(水) 巻1月の宴(2)
第4回 2019/ 5/ 8(水) 巻1月の宴(3)
第5回 2019/ 5/15(水) 巻2花山たづぬる中納言(1)
第6回 2019/ 5/22(水) 巻2花山たづぬる中納言(2)
第7回 2019/ 5/29(水) 巻2花山たづぬる中納言(3)
第8回 2019/ 6/ 5(水) 巻3さまざまのよろこび(1)
第9回 2019/ 6/12(水) 巻3さまざまのよろこび(2)
第10回 2019/ 6/19(水) 巻3さまざまのよろこび(3)

【テキスト・参考図書】
テキスト
『新編日本古典文学全集(31)栄花物語(1)』（小学館）（ISBN:978-4096580318）※現在入手困難なようですので、該当部分のコピーを配付します。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	福家 俊幸
肩書き	早稲田大学教授
プロフィール	早稲田大学大学院文学研究科修士課程・博士課程単位取得退学。博士(文学)。専門分野は平安時代日記文学、平安時代物語文学。主な著書に、『紫式部日記の表現世界と方法』(武蔵野書院、2006年)、『更級日記全注釈』(角川学芸出版、2015年)などがある。