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講座詳細情報

申し込み締切日:2019-01-24 / 芸術・文化:文学 / 学内講座コード:340405

啄木を追った男、寺山修司

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
2019年1月26日(土)~2019年3月 2日(土)
講座回数
5回
時間
13:00~14:30
講座区分
その他 
入学金
8,000円
受講料
14,580円
定員
24
その他
ビジター価格 16,767円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
「ぼくは、昭和の啄木になったんだ!」。昭和29年、「チエホフ祭」50首をもって「短歌研究」に躍り出た少年寺山修司は、こう叫んだ。そう、短歌から出発した寺山修司は、その「私性の拡散と回収」という方法をもって、文学、放送、映画、演劇とあらゆるジャンルにその才能を発揮、現代芸術を席巻し、烈しく時代を挑発し続けた。そして、明治末年の「時代閉塞の現状」に烈しく命を散らした天才詩人石川啄木と二人の夢を追う!

【講義概要】
寺山修司の最期の言葉はこうだ。「私は肝硬変で死ぬだろう」「だからと言って墓は建てて欲しくはない。私の墓は、私のことばであれば充分」。そう、言葉は人の体の中で、根を張り枝を育て葉を繁らせてゆく。……北海道流浪の後、再度上京を果たした石川啄木は、小説の売込みに失敗。失意の中から棄てたはずの短歌と出会い、「歌は私の悲しき玩具である」と叫んだ。いま、平成末年のリングに東北が生んだ2人の天才が、言葉の拳を交える。

【各回の講義予定】
第1回 2019/ 1/26(土) 寺山修司とは誰か?:出生から死に至るまでの、その実人生の来歴を通して寺山修司の虚像と実像に迫る
第2回 2019/ 2/ 9(土) 石川啄木とは誰か?:16歳、「血に染めし歌をわが世のなごりにてさすらひここに野に叫ぶ歌」の1首でデビュー、その波瀾の生涯と夢を追う
第3回 2019/ 2/16(土) 憎悪と望景としての東北:寺山修司歌集『田園に死す』と石川啄木歌集『一握の砂』
第4回 2019/ 2/23(土) 非在の家族譚、瀕死の家族譚:寺山修司未刊歌集『月蝕書簡』と石川啄木歌集『悲しき玩具』
第5回 2019/ 3/ 2(土) 人生最後の詩:寺山修司「懐かしのわが家」と石川啄木「飛行機」

備考

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 福島 泰樹
肩書き 歌人
プロフィール 早稲田大学第一文学部卒業。『バリケード・一九六六年二月』、『下谷風煙録』など歌集30冊の他、著書に『福島泰樹全歌集』(河出書房新社)、『寺山修司 死と生の履歴書』(彩流社)、『誰も語らなかった中原中也』(PHP新書)など多数。肉声の回復を求めて「短歌絶叫コンサート」を創出、1500ステージをこなす。
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