大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
日本の政治や社会の変化を天皇の譲位から学んでみる。

【講義概要】
これまで譲位した天皇は、7世紀半ばの皇極天皇から19世紀前半の光格天皇まで60人余り存在し、8世紀以降、譲位は通例化していったと言っても過言ではありません。もちろん、その理由は個々に異なり、その時々の政治事情などを紐解かなければ明らかにすることはできません。そこで、本講座では、皇統の分裂期も含め、譲位の背景、譲位後の上皇の行動、天皇や武家政権との関係などを学び、なぜ譲位をしたのか、またしなければならなかったのかを考えてみましょう。

【各回の講義予定】
第1回 2019/ 1/ 9(水) 譲位の始まり ― 飛鳥・奈良時代
第2回 2019/ 1/16(水) 平安時代の譲位 ― 院政への道
第3回 2019/ 1/23(水) 院政の成立
第4回 2019/ 1/30(水) 院と鎌倉幕府
第5回 2019/ 2/ 6(水) 皇統の分裂
第6回 2019/ 2/13(水) 南北朝期の皇統
第7回 2019/ 2/20(水) 譲位と天下人
第8回 2019/ 2/27(水) 上皇と天皇

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	久保 貴子
肩書き	早稲田大学講師、昭和女子大学講師
プロフィール	早稲田大学大学院文学研究科史学(日本史)専攻博士後期課程満期退学。博士(文学、早稲田大学)。現在、早稲田大学・昭和女子大学講師。専門は日本近世史。著書に『近世の朝廷運営―朝幕関係の展開―』(岩田書院、1998年)、『徳川和子』(吉川弘文館、2008年)、『後水尾天皇』(ミネルヴァ書房、2008年)。