大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・テレビドキュメンタリーは、どのような発想と方法で制作されているかを知る。
・映像メディアは、活字メディアよりも世間に対するアピール力が強い半面、取材対象者の人権に対する配慮などが重要だという特質を知る。
・過去の番組が、世の中にどんな反響を及ぼし、それが現代にどう繋がっているのかを考える。

【講義概要】
講師が制作した番組がどこを取材拠点に定め、どんな人物を取材対象に選び、どのように交渉し取材を進めていったのかを辿る。
シビアなテーマであれば取材拒否にあうことも多く、いかに人間関係を築き取材をすすめていくかが重要な要素となる。このことは、他の分野でも共通なことだ。
さらに放送された番組で取材した事実は、その後どんな変化を見せ、社会にどんな影響を及ぼしてきたのかを提示し、現代社会を深く理解することの一助とする。

【各回の講義予定】
第1回 2019/ 1/21(月) 蔵ずまいの町～福島県喜多方市～（新日本紀行?1975年放送）
第2回 2019/ 1/28(月) 単身赴任～ある商社寮の一週間～（NHK特集 1981年放送）
第3回 2019/ 2/ 4(月) 5歳の秋～母と子の入試最前線～（NHK特集 1983年放送）
第4回 2019/ 2/18(月) 激動の記録?市民と戦争・前編（特集シリーズ 1982年）
第5回 2019/ 2/25(月) 世界一愛されたウサギ～ピーターラビットの田園から～（NHKスペシャル 1989年放送）
第6回 2019/ 3/ 4(月) 二本の木～夫婦がん日記～（特集番組 2005年）

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	須磨 章
肩書き	元NHK世界遺産プロデューサー
プロフィール	元ＮＨＫ世界遺産プロジェクト事務局長。ドキュメンタリー番組の企画、制作に永年携わり、ギャラクシー賞などを受賞。現在は、ＮＨＫ文化センターなどで「世界遺産講座」を担当。その他、成城大学非常勤講師として、番組制作実習やジャーナリズム論を指導。著書に『世界遺産　知られざる物語』（角川新書）など。