大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・江戸幕府と大名の関係について、様々な角度からとらえられるようにします。
・大名が勤める「役」の性質について、総合的に理解することを目標とします。

【講義概要】
江戸時代の大名が幕府―将軍の命令を受けて勤める諸役に注目します。全7回のうち、前半3回は大名が就任する幕閣の諸役職について取り上げ、後半4回は大名が臨時的に勤める役などを見ていきます。常設の役職だけでなく、あまり知られていない臨時的な役を含めて大名の勤役について見渡してみると、大名に対するイメージが少し変わるかもしれません。

【各回の講義予定】
第1回 2019/ 1/11(金) 老中・若年寄を大名が勤めるということ
第2回 2019/ 1/18(金) 側用人・奏者番
第3回 2019/ 1/25(金) 京都所司代・大坂城代・伏見奉行
第4回 2019/ 2/ 1(金) 大坂城の定番・加番
第5回 2019/ 2/15(金) 海岸防備に関する諸役
第6回 2019/ 2/22(金) 江戸を守る大名の役―火消役と辻番
第7回 2019/ 3/ 1(金) 大名に命じられる様々な課役

【ご受講に際して】
◆江戸時代の武士制度に関して高校の日本史教科書レベル程度の知識がある方でしたら全くの初心者でもご受講いただけます。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	戸森 麻衣子
肩書き	日本学術振興会特別研究員
プロフィール	日本学術振興会特別研究員。1975年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科日本文化研究専攻博士課程修了。専攻は日本近世史。幕府直轄領(天領)の支配のしくみや、幕府代官などについて研究をおこなっている。著作に『長崎奉行遠山景晋日記』(共編、清文堂出版、2005年)などがある。