講座詳細情報
申し込み締切日:2019-01-29 / 日本史 / 学内講座コード:240202
邪馬台国論の現在
- 開催日
- 2019年1月31日(木)~2019年2月28日(木)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 10:30~12:00
- 講座区分
- その他
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 14,580円
- 定員
- 50
- その他
- ビジター価格 16,767円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【目標】
・中国史料としての「魏志倭人伝」を時間軸(公孫氏から魏王朝)と空間軸(世界観)により読み解く
【講義概要】
「魏志倭人伝」の記述や最新の考古学的成果を基礎として、近年有力となった畿内説の立場に立ちながら、東アジア史の観点から卑弥呼の王権と公孫氏や魏王朝との外交関係を検討する。鬼道を駆使する卑弥呼は、普遍性を有する鏡の祭祀により、倭国乱により疲弊した大人層の支持を得て「共立」される。そこでは、「一大率」「大倭」「都市」などの国を超えた官職を設定することで、鉄資源や先進文物の流通をコントロールし、倭国王としての求心性を維持したと考えられる。近年では成立年代が三世紀にまでさかのぼると考えられるようになった前方後円墳の成立プロセスを、普遍的な鏡の祭祀という視角から論じる。
【各回の講義予定】
第1回 2019/ 1/31(木) 邪馬台国研究の歩み
第2回 2019/ 2/ 7(木) 倭国と倭国王の成立
第3回 2019/ 2/14(木) 卑弥呼と公孫氏政権
第4回 2019/ 2/21(木) 卑弥呼と魏王朝
第5回 2019/ 2/28(木) 卑弥呼王権の特質-鬼道と親魏倭王-
・中国史料としての「魏志倭人伝」を時間軸(公孫氏から魏王朝)と空間軸(世界観)により読み解く
【講義概要】
「魏志倭人伝」の記述や最新の考古学的成果を基礎として、近年有力となった畿内説の立場に立ちながら、東アジア史の観点から卑弥呼の王権と公孫氏や魏王朝との外交関係を検討する。鬼道を駆使する卑弥呼は、普遍性を有する鏡の祭祀により、倭国乱により疲弊した大人層の支持を得て「共立」される。そこでは、「一大率」「大倭」「都市」などの国を超えた官職を設定することで、鉄資源や先進文物の流通をコントロールし、倭国王としての求心性を維持したと考えられる。近年では成立年代が三世紀にまでさかのぼると考えられるようになった前方後円墳の成立プロセスを、普遍的な鏡の祭祀という視角から論じる。
【各回の講義予定】
第1回 2019/ 1/31(木) 邪馬台国研究の歩み
第2回 2019/ 2/ 7(木) 倭国と倭国王の成立
第3回 2019/ 2/14(木) 卑弥呼と公孫氏政権
第4回 2019/ 2/21(木) 卑弥呼と魏王朝
第5回 2019/ 2/28(木) 卑弥呼王権の特質-鬼道と親魏倭王-
備考
【テキスト・参考図書】
参考図書
『さかのぼり日本史 外交編10 こうしてクニが生まれた』(NHK出版)(ISBN:978-4-14-081570-0)
『卑弥呼と台与-倭国の女王たち-』(山川出版社)(ISBN:978-4-634-54801-5)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
参考図書
『さかのぼり日本史 外交編10 こうしてクニが生まれた』(NHK出版)(ISBN:978-4-14-081570-0)
『卑弥呼と台与-倭国の女王たち-』(山川出版社)(ISBN:978-4-634-54801-5)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 仁藤 敦史 |
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肩書き | 国立歴史民俗博物館教授 |
プロフィール | 国立歴史民俗博物館研究部教授。博士(文学 早稲田大学)。専門は日本古代史(王権論、都城制成立過程の研究)。主な著書に、『古代王権と支配構造』(吉川弘文館)など。NHKの歴史番組『さかのぼり日本史』出演。集英社版「マンガ日本の歴史」監修担当。 |