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講座詳細情報

申し込み締切日:2018-09-29 / 日本史 / 学内講座コード:330216

日中戦争全史 1938-1945 日中全面戦争からアジア太平洋戦争敗戦まで

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
10月 1日(月)~12月10日(月)
講座回数
10回
時間
15:00~16:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
29,160円
定員
40
その他
ビジター価格 33,534円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・日中戦争の全展開過程について、歴史展開の因果関係を明らかにしながら、さらに国際情勢をふまえ、段階的に区分しながらダイナミックに整理する。
・中国の抗戦力を見誤った日本軍が、国民党政府を屈服させることができず、勝利の展望もないままに、長期の泥沼戦争へ突入していった経緯を明らかにする。
・海軍が日中戦争を利用して、対米決戦を想定した軍備拡大と実戦訓練をおこないながら南進政策を推進し、それがアメリカに対日くず鉄・石油禁輸の経済制裁実施に踏み切らせ、アジア太平洋戦争へ突入していった経緯を明らかにする。
・アジア太平洋戦争開始以後の日中戦争の展開と変容について、従来の日中戦争の歴史書ではほとんど触れられてこなかった歴史過程を明らかにする。

【講義概要】
日中戦争の全展開過程を以下のような段階に区分しながら解明する。
(1)国民政府「壊滅」をめざした大作戦の展開 ― 1938年
(2)南進・北進への衝動と勝利なき二つの戦場での戦い ― 1939~40年
(3)日中戦争からアジア太平洋戦争開戦へ ― 1941年
(4)アジア太平洋戦争の総兵站基地化とその破綻 ― 1942~45年
(5)日中戦争に敗れた日本 ― 1945年
(6)連合国に問われた戦争責任 ― 東京裁判・南京軍事法廷 ほか

【各回の講義予定】
第1回 2018/10/ 1(月) 第一次近衛声明・徐州作戦・武漢攻略戦・広東作戦
第2回 2018/10/15(月) 海軍の海南島占領と南進基地化
第3回 2018/10/22(月) 関東軍のノモンハン戦争とその敗北
第4回 2018/10/29(月) 華北における治安戦
第5回 2018/11/ 5(月) 重慶爆撃と近衛内閣の「大東亜共栄圏」構想の打ち上げ
第6回 2018/11/12(月) 「関特演」・南部仏印進駐・アジア太平洋戦争開戦の決定
第7回 2018/11/19(月) アジア太平洋戦争に包摂された日中戦争・アジア太平洋戦争の総兵站基地化
第8回 2018/11/26(月) 本土防衛の作戦に逆転した日中戦争・大陸打通作戦
第9回 2018/12/ 3(月) 日中戦争に敗れた日本
第10回 2018/12/10(月) 東京裁判・国民政府によるBC級戦犯裁判・撫順戦犯裁判

備考

【ご受講に際して】
◆講義はテキストを使っておこない、受講者の疑問に答える講義にしていきたいので、あらかじめテキストを読んで、質問を提出されることを歓迎します。

【テキスト・参考図書】
テキスト
『日中戦争全史(下)』(高文研)(ISBN:978-4874986257)笠原十九司 著
参考図書
『日本軍の治安戦 ― 日中戦争の実相』(岩波書店)(ISBN:978-4000283731)笠原十九司 著
『海軍の日中戦争 ― アジア太平洋戦争への自滅のシナリオ』(平凡社)(ISBN:978-4582454482)笠原十九司 著

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 笠原 十九司
肩書き 都留文科大学名誉教授
プロフィール 1944年群馬県生まれ。東京教育大学文学部卒業後、同大学文学研究科修士課程中退。博士(学術、東京大学)。専門分野は、中国近現代史、日中関係史。著書に、『第一次世界大戦期の中国民族運動』(汲古書院)、『日本軍の治安戦』(岩波書店)、『南京事件』(岩波新書)、『日中戦争全史』(高文研)などがある。
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