講座詳細情報
申し込み締切日:2018-09-26 / 政治 / 学内講座コード:130720
戦争の視(sight) 近現代における視覚文化の力学を読む
- 開催日
- 9月28日(金)~12月14日(金)
- 講座回数
- 10回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 29,160円
- 定員
- 30
- その他
- ビジター価格 33,534円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
・戦争という社会的かつ具体的な事象を、視覚文化の側面から考察します。これは、視覚文化の政治的・社会的側面へ注目し、戦争にまつわる視覚イメージ作用について考察するこころみです。ゆえに、講座の主眼は、戦争とはなにかではなく、戦争がいかに表象されたか、そこで夢みられたもの・隠されたものはなにかという問いに置かれます。
・したがって、講座の最終的な目標は、戦争と視覚文化の織りなす様々な局面を検討を通したイメージの力学の考察とともに、私たちの社会への再考および、そこで見えるもの・見えないものについての新たな批評的視点の涵養です。
【講義概要】
戦争は、多様な視覚文化とともにあらわれます。戦場写真、照準映像、絵画作品、ポピュラーな娯楽……虚実の輻輳するこの戦争のイメージ群は、総力戦以降の時代において、個人と社会をむすぶ想像の力学を発揮します。探求のキーワードは、戦争の〈視(sight)〉です。sightは視覚や景色、見ること、そして照準という意味をつなぎます。戦争に人はなにを見、そして、なにを見なかったのか??戦争と視覚文化をめぐる問いを、ここからはじめましょう。
【各回の講義予定】
第1回 2018/ 9/28(金) イントロダクション:戦争の〈視(sight)〉について考えるということ
第2回 2018/10/ 5(金) 戦争のイメージ:描かれる・写される・複製される戦争(メディアとリアリティ)
第3回 2018/10/12(金) 敵/味方(プロパガンダとステレオタイプ)
第4回 2018/10/19(金) 男/女(戦時下のジェンダー)
第5回 2018/10/26(金) 見る天皇-見られる兵士(御真影とまなざしの統治)
第6回 2018/11/ 9(金) 血の力(戦う身体)
第7回 2018/11/16(金) 祖国のための甘美な死(死生観と精神の動員)
第8回 2018/11/30(金) 祝祭の帝国(時間の再編、たたかう国民の形成)
第9回 2018/12/ 7(金) 記念と忘却(戦争の記憶)
第10回 2018/12/14(金) まとめ:ふたたび、戦争の〈視(sight)〉について考えるということ
・戦争という社会的かつ具体的な事象を、視覚文化の側面から考察します。これは、視覚文化の政治的・社会的側面へ注目し、戦争にまつわる視覚イメージ作用について考察するこころみです。ゆえに、講座の主眼は、戦争とはなにかではなく、戦争がいかに表象されたか、そこで夢みられたもの・隠されたものはなにかという問いに置かれます。
・したがって、講座の最終的な目標は、戦争と視覚文化の織りなす様々な局面を検討を通したイメージの力学の考察とともに、私たちの社会への再考および、そこで見えるもの・見えないものについての新たな批評的視点の涵養です。
【講義概要】
戦争は、多様な視覚文化とともにあらわれます。戦場写真、照準映像、絵画作品、ポピュラーな娯楽……虚実の輻輳するこの戦争のイメージ群は、総力戦以降の時代において、個人と社会をむすぶ想像の力学を発揮します。探求のキーワードは、戦争の〈視(sight)〉です。sightは視覚や景色、見ること、そして照準という意味をつなぎます。戦争に人はなにを見、そして、なにを見なかったのか??戦争と視覚文化をめぐる問いを、ここからはじめましょう。
【各回の講義予定】
第1回 2018/ 9/28(金) イントロダクション:戦争の〈視(sight)〉について考えるということ
第2回 2018/10/ 5(金) 戦争のイメージ:描かれる・写される・複製される戦争(メディアとリアリティ)
第3回 2018/10/12(金) 敵/味方(プロパガンダとステレオタイプ)
第4回 2018/10/19(金) 男/女(戦時下のジェンダー)
第5回 2018/10/26(金) 見る天皇-見られる兵士(御真影とまなざしの統治)
第6回 2018/11/ 9(金) 血の力(戦う身体)
第7回 2018/11/16(金) 祖国のための甘美な死(死生観と精神の動員)
第8回 2018/11/30(金) 祝祭の帝国(時間の再編、たたかう国民の形成)
第9回 2018/12/ 7(金) 記念と忘却(戦争の記憶)
第10回 2018/12/14(金) まとめ:ふたたび、戦争の〈視(sight)〉について考えるということ
備考
【ご受講に際して】
◆予備知識は必要ありませんが、近現代の戦争および美術や視覚文化のおおまかな流れに興味をおもちであると理解が深まるでしょう。
◆視覚情報のスライドを多用いたします。たくさんの視覚イメージに触れることを楽しんでいただければと思います。
【テキスト・参考図書】
参考図書
『 敵の顔?憎悪と戦争の心理学 』(柏書房)(ISBN:978-4760111190)
『イメージのなかの戦争?日清・日露から冷戦まで』(岩波書店)(ISBN:978-4000083317)
『戦争と映画?知覚の兵站術』(平凡社)(ISBN:978-4582762952)
『 イメージ、それでもなお?アウシュヴィッツからもぎ取られた四枚の写真 』(平凡社)(ISBN:978-4582702620)
『他者の苦痛へのまなざし』(みすず書房)(ISBN:978-4622070474)
『戦争と美術』(国書刊行会)(ISBN:978-4336061164)
『定本 想像の共同体:ナショナリズムの起源と流行』(書籍工房早山)(ISBN:978-4904701089)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
◆予備知識は必要ありませんが、近現代の戦争および美術や視覚文化のおおまかな流れに興味をおもちであると理解が深まるでしょう。
◆視覚情報のスライドを多用いたします。たくさんの視覚イメージに触れることを楽しんでいただければと思います。
【テキスト・参考図書】
参考図書
『 敵の顔?憎悪と戦争の心理学 』(柏書房)(ISBN:978-4760111190)
『イメージのなかの戦争?日清・日露から冷戦まで』(岩波書店)(ISBN:978-4000083317)
『戦争と映画?知覚の兵站術』(平凡社)(ISBN:978-4582762952)
『 イメージ、それでもなお?アウシュヴィッツからもぎ取られた四枚の写真 』(平凡社)(ISBN:978-4582702620)
『他者の苦痛へのまなざし』(みすず書房)(ISBN:978-4622070474)
『戦争と美術』(国書刊行会)(ISBN:978-4336061164)
『定本 想像の共同体:ナショナリズムの起源と流行』(書籍工房早山)(ISBN:978-4904701089)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 向後 恵里子 |
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肩書き | 明星大学准教授 |
プロフィール | 早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。専門は日本近代美術史、視覚文化論、表象文化論。論文「日露戦争の美術:戦争画・従軍画家・美術国」(『近代画説』26)、共著『木口木版のメディア史』(勉誠出版)、『ゆれるおっぱい、ふくらむおっぱい:乳房の図像と記憶』(岩波書店)等。 |