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講座詳細情報

申し込み締切日:2018-10-01 / 宗教・哲学 / 学内講座コード:130534

生きがいの社会学 「生きがい価値」の視点から「生きる」を考える

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
10月 3日(水)~12月 5日(水)
講座回数
10回
時間
10:40~12:10
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
29,160円
定員
30
その他
ビジター価格 33,534円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・「日本人の生きがい意識がどのように形成されてきたのか、そして日本人の人生(「生きる」)観の中で生きがい意識がどのような働きをしてきたのか」といった観点から、「生きがい価値」という日本人の人生観を理解します。
・こうした日本人の人生観について、社会の制度的仕組みの変化並びに文化の変容という文脈の中で形成されてきたものであることを理解します。
・以上の理解に基づいて、日本人の人生観と社会観とが有する今日的特性を比較文化の観点から考えます。

【講義概要】
この講義における生きがい論は、日本人の人生観に重要な位置を占めている「生きがい価値」が社会と文化とのかかわりの中でどのように形成され、変化してきたかについて考える、ということを目的にしています。生きがいを論じる際には、神谷美恵子の『生きがいについて』が優れた生きがい論として取り上げられることが多いので、その生きがい論を批判的に継承することから始めて、神谷の議論を支える宗教的価値前提に代わるより世俗的な人間性の前提からする生きがい論の可能性を考えてみたいと思っています。

【各回の講義予定】
第1回 2018/10/ 3(水) 「生きがい」と「生きる」
第2回 2018/10/10(水) 比較文化の文脈から見る「生きがい価値」
第3回 2018/10/17(水) 日本の近代と「生きがい価値」その1:いわゆる日本人の「集団主義」特性について
第4回 2018/10/24(水) 日本の近代と「生きがい価値」その2:「生きがい価値」から見た仕事と家族
第5回 2018/10/31(水) 日本の近代と「生きがい価値」その3:「定年」制度と「生きがい価値」
第6回 2018/11/ 7(水) 日本の近代と「生きがい価値」その4:価値の「個人化」と「生きがい価値」
第7回 2018/11/14(水) 神谷美恵子に戻って その1:「文化のスーパーマーケット化」と「生きがい価値」
第8回 2018/11/21(水) 神谷美恵子に戻って その2:働き方の多様化と「生きがい価値」
第9回 2018/11/28(水) 神谷美恵子に戻って その3:生きがいをめぐる今日的価値問題
第10回 2018/12/ 5(水) 生きがいによる「心の世界」(ホンネ)と「現世」(タテマエ)の橋渡し

備考

【テキスト・参考図書】
参考図書
『 生きがいの社会学 』(弘文堂)(ISBN:978-4335550829)
『生きがいについて』(みすず書房)(ISBN:978-4622081814)
『人生に生きる価値を与えているものは何か : 日本人とアメリカ人の生きがいについて』(三和書籍)(ISBN:978-4916037343)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 和田 修一
肩書き 早稲田大学名誉教授
プロフィール 早稲田大学文学部哲学科(社会学専修)卒業。専門分野は社会学(社会老年学、近代社会論)。著書に『中高年齢層の職業と生活 ― 定年退職を中心として』(東京大学出版会、1982年、青井和夫との共編著)、『生きがいの社会学 ― 高齢社会における幸福とは何か』(弘文堂、2001年、高橋勇悦との共編著)など。
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