検索:

トップ > 講座詳細


講座詳細情報

申し込み締切日:2018-09-30 / 宗教・哲学 / 学内講座コード:130515

『正法眼蔵』に学ぶ 「摩訶般若波羅蜜」巻の講読

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
10月 2日(火)~12月11日(火)
講座回数
10回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
29,160円
定員
30
その他
ビジター価格 33,534円
補足
資料を請求する
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

関連講座

講座詳細

【目標】
『正法眼蔵』を著した道元は越前に展開した永平寺教団の開祖である。この永平寺教団は後に曹洞宗教団として全国に展開していくのである。永平寺に伝承されている『正法眼蔵』は九十五巻を数えている。本講座では、この『正法眼蔵』の各巻のそれぞれを順次講読する。この著作は、道元の仏道修行にもとづいた著作である。それは、深い宗教体験から発せられる言葉で書かれており、そこには、道元が追い求めた禅の世界、仏教の世界が縦横無尽に展開されている。この『正法眼蔵』は難解な著作ではあるが、本書の講読をとおして、禅の教え、仏教の教えを学び、自らが生きる人生の意義を考えるばかりではなく、どのように現代の社会を生きていくか、混迷をきわめ、多様化する現代社会を生き抜くための智慧を学ぶ。

【講義概要】
禅の教えは、言葉で表現することが難しいとされている。しかし、難解ではあっても、道元は自ら体得した禅の世界を多くの言葉を用いて表現しようと試みている。そのような『正法眼蔵』の禅の世界を、できるだけ丁寧に解説し、少しずつ読みすすめる。
 今期は「摩訶般若波羅蜜」の巻を講読する。この巻は道元が弟子たちに示した最初の示衆である。この巻のタイトルになっている「摩訶般若波羅蜜」は『摩訶般若波羅蜜経』に説かれている教えであり、大乗仏教の基本的な教えでもある。まず『摩訶般若波羅蜜経』の成立とその背景について概説し、その『摩訶般若波羅蜜経』の教えについても概説する。そして、この『摩訶般若波羅蜜経』の教えについて、道元は如何に受けとめているのか、道元の『摩訶般若波羅蜜経』への思いを探っていくようにする。道元は般若思想や空の教えについて慎重な説き方をしている一面がある。この『摩訶般若波羅蜜経』の教えについて、道元が、どのように受けとめているのか、どのように説いているのか、できるだけ分かり易く丁寧に解説し、修行体験にもとづく道元の禅の世界を明らかにしていきたいと考えている。

【各回の講義予定】
第1回 2018/10/ 2(火) 道元の著作について
第2回 2018/10/ 9(火) 『正法眼蔵』について
第3回 2018/10/23(火) 「摩訶般若波羅蜜」巻の講読(1)
第4回 2018/10/30(火) 「摩訶般若波羅蜜」巻の講読(2)
第5回 2018/11/ 6(火) 「摩訶般若波羅蜜」巻の講読(3)
第6回 2018/11/13(火) 「摩訶般若波羅蜜」巻の講読(4)
第7回 2018/11/20(火) 「摩訶般若波羅蜜」巻の講読(5)
第8回 2018/11/27(火) 「摩訶般若波羅蜜」巻の講読(6)
第9回 2018/12/ 4(火) 「摩訶般若波羅蜜」巻の講読(7)
第10回 2018/12/11(火) 「摩訶般若波羅蜜」巻の講読(8)

備考

【テキスト・参考図書】
参考図書
『粟谷良道原作「まんが 道元さまものがたり」上巻』(曹洞宗宗務庁発行)
『 粟谷良道原作「まんが 道元さまものがたり」下巻』(曹洞宗宗務庁発行)
『粟谷良道原作「まんが 続道元さまものがたり」』(曹洞宗宗務庁発行)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 粟谷 良道
肩書き 駒澤大学講師
プロフィール 1953年生まれ。駒澤大学仏教学部卒、同大学院博士課程満期退学。曹洞宗総合研究センター専任研究員、主任研究員を務め、2014年3月に退職。現在、駒沢大学講師、曹洞宗文化財調査委員会委員、曹洞宗祗樹院住職。著書に共編『道元引用語録の研究』(春秋社)、編著『禅語録傍訳全書』第7~9巻(四季社)などがある。
資料を請求する

関連講座

質問する

↑ページの先頭へ

© MARUZEN-YUSHODO Co., Ltd. All Rights Reserved.