検索:

トップ > 講座詳細


講座詳細情報

申し込み締切日:2018-05-09 / 宗教・哲学 / 学内講座コード:310503

日本古代の思想 日本思想史

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
5月11日(金)~ 6月22日(金)
講座回数
6回
時間
15:00~16:30
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
17,496円
定員
24
その他
ビジター価格 20,120円
補足
資料を請求する
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

関連講座

講座詳細

【目標】
今期は、日本の思想史から古代の思想を対象とします。古代の思想とは普段の生活に無縁のように思えます。しかしたとえば『古事記』の神話・物語は単に古代のものではなく、近世や近代の日本の思想に大きな意味をもつこととなります。神話の学習は、日本の思想や文化の理解をより深くするでしょう。現代にもつ意味をふまえながら、古代(『古事記』を中心とする神話の世界)の一端をうかがい、日本の思想文化の底層を把握します。

【講義概要】
文字使用以前の日本列島の姿は、自然の脅威をうけながらも維持して生きたこの社会の人の心のあり方に関わっています。その後に展開した『古事記』『日本書紀』の神話や物語に、古代のまた古代から連なる私たちの心性のあり方をさぐります。そして仏教の伝来が日本に何をもたらしたか、神と仏はどのように共存したか、を古代の思想やその制度からみていきます。神話伝説が後世にどのような影響をあたえたかもまた考えるべきことです。このように神話伝説を主な対象としながら、古代の思想を概観していきます。

【各回の講義予定】
第1回 2018/ 5/11(金) 日本とはどのような場所であったのか。古代の『古事記』『日本書紀』に伝わる神話伝説が、どのような古代の情勢と経緯で成立したかを中心に見ていきます。
第2回 2018/ 5/18(金) 日本神話とくに『古事記』における世界や万物の始まり、日本列島の成り立ちが、どのようにとらえられていたか、キリスト教などの一神教神話のあり方と比べるなどしてその特質をみます。
第3回 2018/ 5/25(金) 『古事記』神話の展開 ― とくに出雲系神話。『古事記』の神話伝説の展開を、上巻を中心に考察していきます。
第4回 2018/ 6/ 1(金) 『古事記』と『日本書紀』は、その叙述や内容において大きな異なりを示します。そこに着目して、2つの書物の違いを明らかにして、古代人の思惟様式や意識を考えてみます。
第5回 2018/ 6/15(金) 『古事記』には仏教伝来の記述がありません。『日本書紀』の仏教伝来の記事を参照しながら、古来の日本の神々と仏教の仏との比較を中心に、神と仏の世界がどのように成立したかをみていきます。
第6回 2018/ 6/22(金) 『古事記』という書物とそこに表れた思想が、後世、とくに近世の本居宣長らにどのように受けとめられたかなど、後世と神話伝説の世界との関わりを対象として日本の思想への理解を深めます。

備考

【ご受講に際して】
◆特に予備知識は必要ありません。前もっての知識があれば、さらに深い理解をたすけますが、指定したテキストをざっと見ておいていただくと、思想の流れや連関がつかみやすいでしょう。現代語訳の『古事記』のテキスト(たとえば角川ソフィア文庫『新版古事記 現代語訳付き』等)を前もって読んでおいていただくといっそう理解を深めることでしょう。

【テキスト・参考図書】
テキスト
『日本思想全史』(ちくま新書)(ISBN:978-4480068040)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 清水 正之
肩書き 聖学院大学教授
プロフィール 東京理科大学、放送大学客員教授等をへて現職。倫理学・日本倫理思想史を専攻する。『日本思想全史』(ちくま新書)、『国学の他者像』(ぺりかん社)、『岩波講座 日本の思想(第4巻)自然と人為』(共著、岩波書店)等。
資料を請求する

関連講座

質問する

↑ページの先頭へ

© MARUZEN-YUSHODO Co., Ltd. All Rights Reserved.