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講座詳細情報

申し込み締切日:2018-05-09 / 世界史 / 学内講座コード:310321

ヒッタイト学入門 ― 王国の興亡

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
5月11日(金)~ 6月22日(金)
講座回数
7回
時間
15:00~16:30
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
20,412円
定員
24
その他
ビジター価格 23,473円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
東西の文明の接点に位置するアナトリア(小アジア)は古来民族的にも、文化的にも実に多様で変化に富んでいます。紀元前2千年紀の古代アナトリアに栄えたヒッタイト王国の時代もその例外ではありません。東の近東オリエント世界、また西のギリシア世界の強い影響を受けながらも、そのどちらとも違う独自の文化、歴史を持つヒッタイト。本講座では、その魅力を最近の研究動向も踏まえながら、紹介していきます。

【講義概要】
中央アナトリア北部の寒村ボアズキョイの広大な遺跡の本格的な発掘調査が始まったのは1906年のことでした。発掘開始当初から出土した夥しい数の粘土板文書から、この遺跡がかつてのヒッタイトの都ハットゥサであることが明らかになりました。そして1915年ボアズキョイ出土の文書の大半が書かれていたヒッタイト語が解読され、その内容を読み解くことが出来るようになり、ここにヒッタイト学が誕生します。こうして謎に包まれ、ほとんど何も知られていなかった幻の王国ヒッタイトは徐々にその姿を現していきます。ヒッタイト学は誕生してからわずか百年と若い学問ですが、古代オリエントの歴史、宗教、文化の解明に果たした役割は極めて大きいと言えます。ことに近年、我が国の調査隊も含めて、ヒッタイトの本拠地のあった中央アナトリアの調査が飛躍的に進み、その成果は実に目覚ましいものがあります。
今回の講座では、ヒッタイト王国の事実上の創始者ハットゥシリI世、王国の勢力を大きく伸ばしたスッピルリウマI世、またエジプトとの「カデシュの戦い」で知られるムワタリII世など、ヒッタイトの歴史に大きな足跡を残した王の治績を中心に、王国の興亡の歴史を辿ります。

備考

【ご受講に際して】
◆講義内容は2017年度春学期と異なる内容です。継続の方も改めてご受講いただけます。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 吉田 大輔
肩書き アナトリア考古学研究所研究員
プロフィール 新潟県生まれ。博士(Dr.Phil.、ミュンヘン大学)。専門分野は古代アナトリア学、特に紀元前2千年紀に栄えたヒッタイト王国の研究。著訳書に「古ヒッタイト語における名詞的所有格の機能」(独文)、「ヒッタイトの太陽神研究」(独文)、『ヒッタイト王国の発見』(山本書店、共訳)などがある。
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