大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
王妃たちは、宮廷における華麗な地位ゆえに、たえまなくライバルの存在に悩まされた。王妃とライバルの闘いが宮廷政治を動かし、歴史を大きく変えたこともある。国運を動かした王妃とライバルの闘いに焦点をあて、歴史をひも解く。

【講義概要】
ヨーロッパの王妃は国王の傍らにあって、国政に助言し国運を強く動かす力を持っていた。国王の愛人や側近たちは、王妃を凌ぐ力を得ようと競いあった。王妃たちはどのような相手をライバルにいかに戦ったのか。想像を絶する波乱万丈の闘いをとおして王妃たちの生き方を探る。

【各回の講義予定】
第1回 2018/ 4/25(水) 陰の女王 ― カトリーヌ・ド・メディチとディアヌ・ド・ポワティエ
第2回 2018/ 5/ 9(水) 王冠をめぐる闘い ― メアリー一世とジェーン・グレイ
第3回 2018/ 5/16(水) 庶子の女王とイギリス第一位王位継承権保持者 ― エリザベス一世とメアリー・スチュアート
第4回 2018/ 5/23(水) 皇太子の花嫁と国王の愛人 ― マリー・アントワネットとデュ・バリー伯爵夫人
第5回 2018/ 5/30(水) 帝国の薔薇と女優 ― エリザベートとカタリーナ・シュラット

【テキスト・参考図書】
参考図書
『図説ヨーロッパの王妃』（河出書房新社）（ISBN:978-4309760827）

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	石井 美樹子
肩書き	神奈川大学名誉教授
プロフィール	1974～78年、英国ケンブリッジ大学大学院にて、中世英文学を専攻。文学博士。ケンブリッジ東洋学部専任講師、静岡大学教授、神奈川大学教授。専門は中世・ルネサンスの英文学と歴史。主要著書に『聖母のルネサンス―マリアはどう描かれたか』(岩波書店)、『エリザベス―華麗なる孤独』(中央公論新社)、『マリー・アントワネットの宮廷画家―ルイーズ・ヴィジェ・ルブランの生涯』、『マリー・アントワネット―ファッションで世界を変えた女』(河出書房新社)など多数。