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講座詳細情報

申し込み締切日:2018-05-16 / 文学 / 学内講座コード:310118

反・性的悲劇 ― ドストエフスキー『白痴』の謎を解く

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
5月18日(金)~ 6月15日(金)
講座回数
3回
時間
13:00~14:30
講座区分
数回もの 
入学金
8,000円
受講料
8,748円
定員
40
その他
ビジター価格 10,060円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
ドストエフスキーの代表作の一つ『白痴』の読解を通して、人間にとって普遍的な感情である恋愛の多層性に触れると同時に、現代に生きるわれわれの人生の意味について理解を深める。

【講義概要】
「完全に美しい人」を描くという理念のもとに書かれたドストエフスキーの『白痴』は、しばしば世界最高の恋愛小説とされるが、その一方、同時代のロシアの終末的な気分を背景としてきわめて現代性の強い社会小説としての側面をもつ謎の多い作品である。本講義では、ムイシキン公爵、ナスターシヤ、ロゴージン、アグラーヤの四者が織りなす二つの三角関係の謎を解き明かしつつ、性をめぐるドストエフスキーの想像力の根源性に迫りたい。また、本小説に取り上げられた様々な絵画モチーフ(ホルバイン、ラファエロ)の意味についても考察したい。

【各回の講義予定】
第1回 2018/ 5/18(金) ドストエフスキーの黙示録的想像力 ―『白痴』とその時代
第2回 2018/ 5/25(金) ナスターシヤよ、どこへ?―『白痴』における愛と絵画
第3回 2018/ 6/15(金) 「白」の悲劇 ―『白痴』における性とその文化的基層

備考

【ご受講に際して】
※4月20日は休講となります。授業日は5/18 5/25 6/15になります。

【テキスト・参考図書】
参考図書
『白痴(1)』(光文社古典新訳文庫)(ISBN:978-4334753207)
『白痴(2)』(光文社古典新訳文庫)(ISBN:978-4334753481)
『白痴(3)』(光文社古典新訳文庫)※刊行予定
『白痴(4)』(光文社古典新訳文庫)※刊行予定

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 亀山 郁夫
肩書き 名古屋外国語大学学長
プロフィール 1949年、栃木県生まれ。現名古屋外国語大学学長、前東京外国語大学学長。ロシア文学者。主な著書として、「磔のロシア」(大佛次郎賞)、「謎とき『悪霊』」、訳書としてドストエフスキー「罪と罰」「悪霊」「カラマーゾフの兄弟」他。2015年、初めての小説「新カラマーゾフの兄弟」が三島由紀夫賞候補となる。
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